日本をよく知る外国人の中では、「花粉症は日本の国民病」と認識している人もめずらしくない。近隣国の場合、「なぜ、日本で圧倒的に多いのか」と不思議がる人もいる。しかし中国の医療関連の情報サイト「家庭医生在線(ホームドクター・オンライン)」は16日、中国でも花粉症が発生しているとして注意を呼びかける文章を発表した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本をよく知る外国人の中では、「花粉症は日本の国民病」と認識している人もめずらしくない。近隣国の場合、「なぜ、日本で圧倒的に多いのか」と不思議がる人もいる。しかし中国の医療関連の情報サイト「家庭医生在線(ホームドクター・オンライン)」は16日、中国でも花粉症が発生しているとして注意を呼びかける文章を発表した。

 中国語版グーグルを使って「為什麼(なぜ)」、「日本」、「花粉症」の3語で検索をかけると、日本での花粉症の多さと、その理由について論じるサイトが大量にヒットする。理由として多くは、戦後になり杉を大量に植樹したなどと説明している。

 「家庭医生在線」は、中国でも花粉症が発生していると紹介し、注意を呼び掛ける文章を掲載した。まず、春になると過敏性の皮膚炎を発症するひとが激増すると説明。原因は花粉、ダニ、汚染大気などと論じた。

 花粉症の場合、症状が出るのは目や呼吸器官と説明。原因となる花粉は中国の場合、ヨモギ、ヒマワリ、麻、梧桐、さらにポプラやニレが多いという。日本で多い杉やヒノキ、ブタクサなどは挙げなかった。

 そして、「原因から遠ざかっていること」のが第一の対策と強調。さらに、「花粉症に対して精神的に敏感になりすぎる」ことも、症状を悪化させる原因になるとして、治療する医師は「患者に関連する大切な知識を伝え、患者に症状の原因と対策を理解させ、(症状を快方に向かわせることは可能と)信じさせ、患者と協力しあって治療していくことが、極めて重要」と論じた。

 さらに、花粉症については(中国に伝わる)針治療も有効と紹介した。

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◆解説◆
 花粉症については、スギ花粉の増大だけでは発症者数の激増を説明することは難しいと考え、食品や大気中の「合成化学物質」を長年にわたり摂取したことが、免疫機能の乱調に結びつき、花粉症や皮膚炎が発生しやすい体質をもたらしたと考える人もいる。

 仮にそうだとすれば、中国では今後、花粉症が急増する可能性があることになる。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)