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(台北 20日 中央社)先住民族の生活や農業などについて話し合う国際会議「INIEF」が20日、台北市内で開催され、世界各地から集まった学者や先住民族の代表らが「台湾宣言」に署名した。

地球規模の気候変動により、これまでの伝統的な作物が育たなくなり、農業の改革が叫ばれる中、伝統文化を守り、健康面への影響が指摘されている遺伝子組み換え作物の栽培を拒否することなどを目指す。

台北医学大学医学人文研究所の林益仁所長は、気候の変動は先住民族の文化や経済、生活に大きな衝撃を与えていると話す。問題解決には一刻の猶予も許されないと警鐘を鳴らした。

参加者らは会議前、先住民族の集落を訪れ、その地域が抱える問題などを理解。台湾大学人類学科の羅素[王攵]助理教授は、さまざまな活動を通じて原住民族に経験をくみ取ってもらえると語り、「台湾の経験が他国・地域の先住民族にも伝播するのでは」と期待を寄せた。

(許秩維/編集:齊藤啓介)