食費の節約に! お手軽「ベランダ菜園」のススメ

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サラダには欠かせない野菜といったら、トマトやきゅうり。新鮮な野菜を毎日、手軽なメンテナンスで収穫できるベランダ菜園をはじめてみませんか? 培養土やプランター、苗代という初期費用はかかりますが、1本の苗でいくつも実が収穫できるので食費の節約にもつながります。今回はベランダ菜園が初めての人でも取り組みやすい野菜づくりの方法を紹介します。

■まずは手順と基本の知識

●野菜は種からではなく、苗を購入

野菜は種からでも育てられますが、ある程度まで育っている苗を購入して育てたほうが失敗が少ないようです。苗は葉が黄色くなっていないもの、ポットの底から根が伸びていないものを選びましょう。土はあらかじめ元から肥料などが配合されている野菜用の培養土を使うと便利です。

●放置していた培養土には注意

「数年前にガーデニングに挫折して、放置したままの土があるんだけど……」という人もいるかもしれません。一度使った土の中にはカビや病気の元となるウイルス、虫の卵などが含まれているものもあります。その場合、日光消毒で殺菌、土をふるいにかける、といった再利用のための処理を行うことも忘れずに。

●プランターに培養土を入れる方法

プランターや植木鉢の底には鉢底ネットを敷きます。次に底石を3cmくらい敷き、その上から培養土を入れます。鉢底ネットや底石は、100円ショップでも購入できますよ。

●プランターや植木鉢がなくてもはじめられる裏技

プランターや植木鉢を用意するのさえ面倒くさいという場合は、培養土を袋ごと利用しましょう。培養土の袋を、植木鉢代わりにするというわけです。培養土の袋の下部に小さな穴を空け、水が抜ける穴を作ります。培養土の袋の上を切ったら、土を平らにならし、苗を植えます。見た目が悪いのが玉にキズですが、手軽さはこの方法が1番かも。

●水やりの注意点

水やりは、土の表面が乾いてきたら与えましょう。このとき、気にしたほうがいいのが水やりをする時間です。夏場に「しまった、朝、お水をあげるの忘れた!」と、気温が高くなった昼ごろに水をあげると、プランターの中に入った水がお湯になってしまいます。根を傷める原因になるため、水やりは涼しい時間に行いましょう。

●虫がついた時の対処法

また、成長期にかけて、害虫のアブラムシがつくことも。殺虫剤を使うのもいいですが、「牛乳をアブラムシにスプレーする」という方法でも退治できます。100円ショップなどで売られている木酢液も有効なようです。

■手軽に作れる野菜

●ミニトマトの栽培

手軽にはじめるなら、トマトがおすすめ。中にはあまり丈が大きくならず、出窓などに置けるタイプの品種もあります。観葉植物感覚で育てられるので、初めて取り組む人におすすめです。

ミニトマトのベランダ栽培方法

トマトの植え付けに適した時期は、4月下旬〜5月中旬。一般的なミニトマトは、ぐんぐん育つ茎を支えるために、支柱を立てます。支柱を立てる場合はベランダに置いたほうがベター。

基本的にトマトは1本の茎で育てますが、気温が上がると茎の成長が早く、目を離しているうちに枝分かれしてしまった…というケースも。枝分かれを放置しておくと、支柱が茎を支えきれず、プランターごと倒れてしまう可能性もあります。枝分かれを防ぐために、花房の下に出るわき芽を摘み取るといった手入れが必要です。

収穫のタイミング

トマトは赤い実がつきはじめたら、ものすごいペースで収穫できるのがメリットです。毎日毎日収穫できるので、食べるほうが追いつかないほど。また、肥料切れを起こさないように、下から1段目の実が大きくなってきたら、追加で肥料を与えます。

●ナスの栽培

咲いた花は必ず実になると言われるナスも、ベランダ菜園初心者にぴったりの野菜です。

ナスのベランダ栽培方法

4月下旬〜5月中旬に植え付けます。トマト同様に、成長し始めると、わき芽から分岐してしまうので、わき芽を摘み取る作業も忘れずに。倒れないように支柱を立てることも必要です。

収穫のタイミング

収穫にベストなタイミングは、開花してから20日頃。そのまま実を放っておくと熟しすぎて、中のタネが硬くなってしまいます。硬いタネが入ったナスは口当たりがザラザラと悪いので、実が熟さないうちに収穫するのがポイントです。

●きゅうりの栽培

きゅうりは発芽から収穫まで約2カ月というスピードが魅力の野菜です。

きゅうりのベランダ栽培方法

植え付けに適した4月下旬〜5月上旬に植えたら、6月にはもう収穫できます。きゅうりもトマトやナス同様、植えつけたあとは支柱を立てるのが基本です。かなり太い茎に成長するので、3本の支柱を使い、安定させます。

収穫のタイミング

実がつきはじめたら、どんどん収穫していくのが、株を疲れにくくさせないコツ。そのまま実を放置しておくと成長が進み、ヘチマのような大きさになってしまうので要注意です。

■まとめ

プランターや植木鉢で手軽にできるベランダ栽培、いかがでしたか? 培養土の袋で作るという究極の手軽な方法もあるので、興味があったら、まずは土を1袋購入してきましょう。トマトやきゅうり作りに慣れたら、ピーマンや小玉すいかといった夏野菜にチャレンジするのもおすすめですよ。

(松原圭子/フォルサ)

※画像はイメージです