インドネシア当局が16日、武装勢力のメンバーだった中国籍のウイグル人2人を警察が射殺したと発表したことについて、中国政府・外交部の陸康報道官は17日の定例記者会見で「中国もインドネシアもテロリズムの被害者だ」として、インドネシアの措置を支持する考えを示した。(イメージ写真提供:123RF)

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 インドネシア当局が16日、武装勢力のメンバーだった中国籍のウイグル人2人を警察が射殺したと発表したことについて、中国政府・外交部の陸康報道官は17日の定例記者会見で「中国もインドネシアもテロリズムの被害者だ」として、インドネシアの措置を支持する考えを示した。

 2人はIS(イスラム国)に「忠誠を誓う」、インドネシア国内の武装勢力に参加していた。インドネシア政府は最近になり、軍と警察の2000人を投入して掃討作戦を実施した。ウイグル人2人はその際に射殺されたとみられている。また、身柄を拘束されたメンバーを訊問したところ、組織の30-40人は逃走に成功したとみられ、うち4人はウイグル人との情報を得たという。

 陸報道官は17日の記者会見で、報道に関心を持っており、情報の収集を行っていると説明。「中国もインドネシアもテロリズムの被害者だ」と述べた上で、新疆ウイグル自治区の中国からの分離と独立を求める「東トルキスタン独立運動のテロ勢力」が、最近はインドネシアへの浸透を拡大し、インドネシアの武装勢力との連携を強めているといるとの考えを示した。

 陸報道官は同状況について、「中国の国家安全にとって脅威であるだけでなく、インドネシアの周辺地域の安定にとって、現実的な害をもたらしている」と指摘。中国とインドネシアの関係については、反テロリズムの問題で、「理解しあい、支持しあい、よい協力関係を展開している」と述べ、今後もテロ対策で協力していく考えを示した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)