◎今後の高還元率クレカはポイントの質を吟味

 この秋から高還元率クレカのポイントが軒並みダウン。カード選びに悩める人に向けて、「ポイントの価値を見極めることが大切だ」と岩崎純さん。

「キャッシングで稼げた時期はいいですが、法律が変わったことで、信販系のカード会社は昔ほど稼げていないのが現状です。その一例がジャックス。今後、高還元率クレカは減っていき、カード発行会社独自のとがった特徴があるクレカが出てくるでしょう。今なら『リクルートカードプラス』がポイント還元率2%と最強ですが、それはグループ内でポイントを循環しているからできること。Pontaポイントへの変更で、多少の変化が予想されます。キーワードは同じグループのポイント。今後はポイントの質を吟味することが大切になってきますね」

岩崎 純さん
『CardWave』編集長
岩崎 純さん

日本初のカードビジネス総合情報誌『CardWave』の編集長として、クレジットカードや電子マネーなどの情報に精通する。

〈ポイント2%の高還元率カードならこのカード〉
『リクルートカードプラス』

リクルートカードプラス
[年会費]2160円 [国際ブランド]JCB [JCB入会案内専用ダイヤル]0570・015・870

●業界でダントツのポイント還元率。今、選ぶならこのカード

 どこで利用しても2%のポイント還元率は業界最高水準。さらに「ポンパレモール」なら+3%、「じゃらん」なら+2%といったふうに、リクルートのネットサービスを利用することでさらにポイントが得られる。「2%の高還元率は業界の中でも飛び抜けています。貯まったポイントはPontaポイントに交換できるので、使い勝手もいい。この冬にリクルートポイントがPontaポイントに変わるタイミングで、ポイント還元率に変動があるかもしれないので、注目しておきたいですね」(岩崎氏)

〈だから最強!!〉ポイント還元率は最高の2%! Pontaポイントにも交換できる

ポイント還元率は最高の2%! Pontaポイントにも交換できる

●年間利用額が30万円以下ならこのカードのほうがお得

『リクルートカード』

リクルートカード
[年会費]永年無料[国際ブランド]Visa、JCB[コールセンター]03・5489・6165

 年会費無料で1.2%のポイント還元率は魅力。リクルートサービスの利用でポイントアップがあり、国内・海外旅行保険やショッピング保険も付いている。

■nanacoチャージでも『リクルートカード』がお得

『リクルートカードプラス』はnanacoとモバイルSuicaを紐づけて利用することができ、クレジットカードからお金をチャージできる。しかもこのチャージ分にポイントが付くので、nanacoの場合、ポイントの二重取りができ、合計3%のポイントが得られてお得!

『nanacoカード』

nanacoカード
[発行手数料]300円(無料の場合あり)[入会方法]イトーヨーカドーなどの店頭で申し込み

セブン-イレブンやイトーヨーカドー、西武、デニーズなどで100円で1ポイントが貯まる。おサイフケータイで利用できる「nanacoモバイル」は発行手数料無料。

〈年会費無料の高還元率カードならこのカード〉
『Orico Card THE POINT』

Orico Card THE POINT
[年会費]永年無料[国際ブランド]Visa、MasterCard [オリコカードセンター]049・271・3330

●オリコの新しい高還元率クレカ。年会費無料でポイント還元率1%

 どこで使っても1%のポイント還元率で、入会後6か月間はポイントが2倍になるなど、ポイントが貯まりやすい。貯まったポイントは500ポイントから500円分のギフト券などにすぐに交換できる。「オリコモールを経由してネットショッピングすると、それだけで0.5%プラスになります。家族カードが無料で3枚付いたり、ETCカードも手数料無料で発行できるのもいい。ETCカードは各社ひっそり有料になっているケースが多いので、何かとお得です」(岩崎氏)

〈だから最強!!〉オリコモールを経由するとポイントが1.5〜最大15倍

 Amazon.co.jpや楽天市場、ヤフオク!、Yahoo!ショッピング、LOHACOなど、約570店舗が揃うネットショッピングモール。日本最大規模の出店店舗数で、豊富な品揃えが魅力だ。ネットショッピングする時はまずこのモールにアクセスしてから目的の店舗に行くことで、ポイント付与が0.5〜最大15%もアップ。ポイントが貯まりやすくなる。

オリコモール
オリコモール

■入会後6か月間はポイント2倍

 通常100円で1ポイントのところ、入会後6か月間はポイント付与率が2倍にアップする。ポイント還元率が2%になるので、この時期にまとめて買い物するとお得。ポイント付与は上限5000ポイントまでなので、最大25万円分の買い物ができる。

■オリコモール利用でプラス0.5%

 オリコモールを経由したショッピングでもらえる、購入金額の0.5〜最大15%分のオリコポイントに加えて、0.5%分のオリコポイントがボーナスとしてもらえる。モールを利用することでお得にポイントが得られるので、面倒でもひと手間かけたい。

《ほかにも注目の高還元率クレカ》

『P-oneカード<Standard>』

P-oneカード<Standard>
[年会費]永年無料[国際ブランド]Visa、MasterCard、JCB[ポケットカードお客さまセンター]0120・129255

●ポイント還元率競争が一段落した今、キャッシュバックの手軽さに注目!

 年会費無料カードなのに還元率は1%とまずまず。この1%はキャッシュバックで、カード請求時に自動で1%分を割引してくれる。水道光熱費などの公共料金も1%オフになるのがお得。ポイント交換やポイント管理などの面倒がないのでラク。

『TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(コンフォートメンバーズ機能付)

TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(コンフォートメンバーズ機能付)
[年会費]初年度無料、次年度以降1080円[国際ブランド]MasterCard [インフォメーションデスク]0570・026・109

●乗車でポイントが貯まる東急沿線のマストカードが新しく登場!

 PASMO定期券の購入やオートチャージのほか、どこで利用しても1%のポイント還元。午前7時までに東急線各駅の自動改札機から入場すると1日1回のみ5ポイントが貯まる。東急グループの店舗の利用では最大10%が貯まる。

◆2015年秋から高還元率クレカが軒並みポイントダウン

 これまで高還元率クレカとして親しまれていた4つのカードが、2015年秋から軒並みポイントダウン。中には年会費が無料から有料になったり、ボーナスポイントがダウンしたりと、ポイント以外の面でも改悪になっているカードもある。この状況は氷山の一角。今後、ほかのクレカでもある話なので、クレカの情報には気をつけておきたい。

この秋から高還元率クレカが軒並みポイントダウン

■ポイントサービスが改悪になったとしても今でも高還元率クレカ

『KAMPO STYLE CLUB CARD』や『REX CARD』は1.75%から1.5%。『Reader’s Card』は1.8%から1.32%にポイント還元率が下がるものの、なおほかの一般的なクレカと比べると還元率は高い。これまでと比べるとお得感が少なくなったが、まだまだ利用するメリットは大きい。