[サニックス杯]ゴリゴリ系FWの愛称は“ゴリ”、U-17代表初ゴールの安藤瑞季「エースストライカーとして生き残っていきたい」

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[3.18 サニックス杯国際ユース大会GL第3節 U-17日本代表 8-1 U-17北京選抜 グローバルアリーナ]

「PAで仕事をする。チームに欠かせない存在、エースストライカーとして生き残っていきたい」。U-17日本代表初招集のFW安藤瑞季(長崎総合科学大附高1年)はサニックス杯でライバルたち以上に結果を残して、代表に生き残る決意でいる。

 2月の九州新人大会で6得点をマークし、得点王に輝いた安藤は追加招集という形で初の年代別日本代表選出。そのFWは前半3分に相手GKへ猛然とプレスをかけてキックをチャージするなど迫力のある守備を見せる一方、得点嗅覚や相手DFを跳ね飛ばすようなコンタクトの強さ、動きの量、パワフルなシュートなどストライカーとしての才能を少しずつ示してきている。前半22分に迎えたチャンスはシュートをわずかにポスト左へ外してしまったが、2-0の後半2分に訪れた決定機を確実にものにして代表初得点を挙げた。

 左サイドを深く切れ込んだMF田中陸のラストパスがファーサイドへ届き、安藤は右足ダイレクトでプッシュ。「左サイドから(田中)陸が良いボールを上げてくれて自分は押しこむだけという、良いボールがあったので自分も得点できた」と仲間に感謝した。「ゴリゴリ行くプレー」が特長と語る安藤をチームメートたちは親しみを込めて“ゴリ”と呼ぶ。宿舎で地元の方言を使って周りを和ませるなどムードメーカーとなっている“ゴリ”のゴールにチームはまた盛り上がった。

 代表チームでの成長も示している。当初はトレーニング、試合でもなかなかボールが集まらなかったという。だが、動きの質を上げ、どこでボールを受けたいのかより積極的に主張することでパスが出てくるシーンを増やしている。「(U-17代表のパスの出し手は)選択肢をみんな3つくらいもっていて、その選択肢のひとつにするいい動きをしないといけない。動きの質は変わったと思います。代表に来てもっと主張するようになりましたね」。それによって自分を活かすことも、またチームメートを活かすこともできてきている。

 サニックス杯は19日から決勝トーナメントへ突入。これまでU-17日本代表は年上の選手もいる高校生チームに敗れるなど、優勝経験が一度もない。今回こそ初優勝を成し遂げることができるか。「全部の試合が厳しい試合。みんなが倒れるくらい戦わないと勝てないと思うし、チーム一丸となって戦いたいと思います」という安藤はこの年代のエースストライカーとなるために、貴重なゴールなどチームを勝利へ導くプレーをする。

(取材・文 吉田太郎)