センセーショナルなオーバーヘッドで世界中の話題をさらった岡崎は、プレミアリーグ首位のレスターでスタメン出場を続けている。(C)Getty Images

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 ロシア・ワールドカップ・アジア2次予選のアフガニスタン戦(3月24日)、シリア戦(同29日)に臨む日本代表メンバー24名が発表された。最終予選進出へ負けられない2試合だが、招集された選手たちの直近のパフォーマンスはいかなるものか。欧州組の近況を見ていく。
 
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【FW】
岡崎慎司(レスター/イングランド)
今季プレミアリーグ成績:28試合(1566分)・5得点
 
 1月13日のトッテナム戦から10試合連続スタメン入りし、首位を快走するレスターで主力として存在感を発揮。2月14日のニューカッスル戦ではオーバーヘッドで決勝点を決め、「素晴らしい独創性を示し、常に良い動きを見せていた」(『デイリーメール』紙)と現地メディアからの評価も上昇している。身上とするハードワークはレスターに欠かせない武器として機能し、さらに味方からのボールを引き出す動きを磨いたことで、イングランドのフィジカルの強いDFに対しても堂々と渡り合えている。今は好調を維持しているだけに代表戦にも問題なく臨めそうだ。
 
 
本田圭佑(ミラン/イタリア)
今季セリエA成績:23試合(1355分)・1得点
 
 昨年9月下旬から12月中旬まで11試合連続のスタメン落ちと窮地に立たされるも、その後は右サイドハーフ/ウイングで13試合連続の先発と完全にミハイロビッチ監督の信頼を完全に取り戻した。際立っているのが、類まれな献身性だ。守備では果敢なボールハントや危険なスペースの穴埋め、攻撃ではオフ・ザ・ボールの動きなどが光っている。また、右サイドからの正確なクロスは、ミランの貴重な攻撃パターンのひとつになっている。ここ最近のミランの不振は気掛かりだが、個人的には心身ともに充実した状態と見ていいだろう。
 
 
ハーフナー・マイク(ADO)
今季エールディビジ成績:24試合(2118分)・13得点
 
 コンスタントに得点を積み重ねたシーズン前半同様、不動のエースストライカーとして結果を残している。ここ1か月ほどのハイライトはエールディビジ24節のエクセルシオール戦だ。2アシストで逆転劇を演出し、CKに頭を合わせてダメを押した。直近の27節ユトレヒト戦でも得意のヘディングを叩き込み、敵地での勝ち点確保に貢献するなど好調を維持。エールディビジの得点ランキングでは8位止まりながら、PKを除く得点数(13)は4番目に多く、点取り屋としての怖さが増している。
 
 
【MF】
長谷部誠(フランクフルト)
今季ブンデスリーガ成績:23試合(1965分)・0得点
 
 3月7日に解任されたフェー前監督の下では主戦場の右サイドバックに加え、左サイドバックやアンカーでも出場。いずれのポジションでも最低限のパフォーマンスレベルを維持していたのは流石ながら、器用貧乏に陥っている印象が否めず、中盤の柱だった昨シーズンほどの存在感は示せていない。ニコ・コバチ新監督の初陣となった直近のブンデスリーガ26節では3センターハーフの一角として先発。しかし、状況判断のミスやディフェンスの遅れが散見され、後半早々に交代を告げられている。
 
【MF】
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
今季ブンデスリーガ成績:20試合(1494分)・4得点
 
 インサイドハーフとして組み立てに積極的に絡んでいた前半戦に比べ、トップ下での出場が増えた最近はよりゴールに近い位置でプレー。しかし、肝心のアタッキングサードで精彩を欠き、不用意なボールロストやパスミスが散見される。スタメンから外れる試合が増えており、3月5日のバイエルンとの天王山ではベンチ外の屈辱を味わった。数少ない収穫は公式戦4試合ぶりの先発となったブンデスリーガ26節(対マインツ)で今年初得点を記録したこと。この一発をレギュラー再奪取に向けた弾みとできるか。