多くの女性が悩む生理前のつらい症状

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生理のある女性の2人に1人が悩む直前のつらい症状「月経前症候群」。その症状の改善に、スパイスの1種「ウコン」の中に含まれているポリフェノールのクルクミンが効果を発揮することがわかった。

イラン・テヘラン大学のチームが国際医学誌「Complementary therapies in medicine」の2015年10月22日号に発表した。

血液サラサラ、鎮痛や殺菌作用もあり

月経前症候群は、生理の1〜2週間前から起こるイライラや腹痛、頭痛、吐き気、眠気などの不快な症状の総称で、月経に入ると収まる。月経の周期に合わせて分泌される女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」のバランスが崩れて起こるといわれるが、個人差が大きいため、それぞれの症状の原因ははっきりしていない。

研究チームは月経前症候群の女性70人を、クルクミンの粉末を飲むグループと偽薬の粉末を飲むグループの2つに分けた。そして月経開始の7日前から月経後3日までの間、毎日2カプセルずつ飲む臨床実験を、3度の月経期間にわたって行なった。そして、症状の重さを最初から何も飲まなかった状態の時と比較した。症状の重さは、聞き取り調査などで点数化する「重症度総スコア」で測った。

その結果、クルクミンを飲んだ人は、症状の重さが平均で52%も減った。一方、偽薬を飲んだ人は9%の減少にとどまった。クルクミンを飲むと、症状のつらさが半分以上も改善されたわけだ。

クルクミンは、非常に抗酸化力が強く、脂肪の燃焼を促進して肝機能を高め、血液をサラサラにする働きがある。また、鎮痛や殺菌作用もあるので月経前症候群の様々な症状に効果があるようだ。最近は、2015年11月18日にJ-CASTヘルスケア「カレーを食べるインド人はボケにくいってホント?」で報じたように、認知症予防にも効果があることでも注目されている。