17日、韓国警察がソウルの売買春組織の顧客22万人分の名簿に基づき捜査を行ったものの、わずか10人を送検し捜査を終了したことが判明、批判の声が上がっている。資料写真。

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2016年3月17日、韓国・韓国日報によると、米国の情報提供会社が公開したソウルの売買春組織の顧客名簿に基づき韓国警察が行っていた一連の捜査を終了したが、この結果に批判の声が上がっている。名簿には22万人の電話番号が記載されていたにもかかわらず、警察が売買春の容疑を確認したのはわずか10人だったのだ。

ソウル警察庁は、ソウル江南一帯で不特定多数を対象に売買春をあっせんしていた容疑で、組織の幹部ら6人を逮捕、これに関わった女性ら97人を書類送検したことを明らかにした。また、買春を行った男ら7人と、金品と女性の接待を受ける見返りに組織への便宜を図る約束をしていた警察官3人が書類送検された。

この組織は14年2月から今年1月にかけ、ネットのチャットサイトやスマートフォンのアプリを通じて5000回にわたって売買春をあっせんし、13億ウォン(約1億2400万円)を手にしていたとされる。名簿は、組織が警察の取り締まりを避けるため男性客らの身元を調べ記録する過程で作成されたとみられている。

しかし警察はこの名簿について「信ぴょう性に欠ける」として本格的な捜査を行わなかった。今回送検された男らも、名簿とは別の「支払い明細」に残された8件に関与したとされる人物だ。警察関係者はこの理由について「公開されたエクセルファイル(名簿)は作成者や作成期間が不明確な上に情報も断片的だ。22万人をすべて調べるとなると人権侵害につながる恐れがある」としている。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

「あの人もこの人も、知られてる名前が多かったみたいだね。しかし捜査が人権侵害なら売買春自体が合法ってことか?」
「政治家の名前が多かったんだろう」
「警察はいつから人権について考えるようになったんだ?」

「女性は97人なのに客が22万人!」
「いやはや、ソウルを一回りするだけで1000人は捕まえられそう」
「22万人を明らかにしたら、捜査する方の名前も出ちゃうんだろう」
「警察は仕事が警察なだけで、人格は警察じゃない。金にならないことはやらずに隠すのが一番」

「トカゲのしっぽ切りに味を占めて、みんな“ヘル朝鮮”にいるんだよね。誰か名簿を流出させてくれないかなあ」
「ずいぶんそそくさと隠したね」
「5000万人の国民を監視するテロ防止法案を国会通過させながら、22万人すら調べられないの?」(翻訳・編集/吉金)