3月打ち上げ予定の国際宇宙ステーション補給船「シグナス」では、「微少重力環境で起きる火災」実験が行われる予定だ。

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国際宇宙ステーション(ISS)での火災。そう聞くと大変だと思うかもしれないが、心配ご無用。これは、宇宙での防火基準を調べるために、米航空宇宙局(NASA)が実施しようとしているテストにすぎない。

3月23日(米国時間)打ち上げ予定のISS補給船「シグナス」では、ファイバーグラスを詰め込んで封印した箱(約0.9m×1.5m)のなかで火災実験が行われる予定だ。

NASAによると、「ほとんどの制御された火災成長実験はこれまで、小規模なものに限定されてきた」という。つまり今回の実験は、宇宙では過去最大規模の火災実験となる。

この実験では、宇宙服に使用される難燃性の生地や、アクリル樹脂製の窓のサンプル、宇宙船内のほかの構造物に使用されている素材など、多様な素材に火が付けられる。

また、「微少重力環境で起きた火災の成長を理解する」と同時に、宇宙飛行士を将来の危険から守る方法について理解を深めるために、火災の成長や酸素レベルなどを計測する。

将来的には、延焼や煙の広がり、火災の検知と消火に焦点を絞った別の実験も行われる予定だ。

実験が行われる補給船シグナスは3月23日に打ち上げられるが、火災テストが行われるのは積み荷をすべて降ろしてからになる。実験は、シグナスがISSと切り離され、地球へと降下する途中で、2時間半にわたって遠隔制御で行われる(NASAによると、実験は2016年中に複数回行われるという)。

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