台湾メディアの聯合新聞網、三立新聞網などによると、関心が高まりつつある馬英九総統に対する不正疑惑について、羅瑩雪司法部長(司法相)は16日、法務部として介入はせず、自分自身も絶対に介入しないと述べた。(写真は三立新聞網の16日付報道の画面キャプチャー)

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 台湾メディアの聯合新聞網、三立新聞網などによると、関心が高まりつつある馬英九総統に対する不正疑惑について、羅瑩雪司法部長(司法相)は16日、法務部として介入はせず、自分自身も絶対に介入しないと述べた。

 馬総統には、1998年12月から2006年12月までの台北市長在任時、スポーツ施設のタイペイ・ドーム(台北大巨蛋)の建設を巡り、不正に利益を得たとの疑惑がもたれている。台北市政府・廉政透明委員会は1月、同件について馬総統と疑惑がもたれている時期に台北市の財政局長を務めていた李述徳・元財政部長(財政相)について、捜査を行うよう司法部に求めた。

 司法部は「捜査機関ではない」との理由で拒否した。立法院(台湾国会)で16日、林徳福委員(議員、所属は国民党)は、羅瑩雪司法相に同問題について質問した。

 羅司法相は、同件については検察が捜査捜査しており、継続させるべきと述べ、「法務部が干渉することはない。私自身が干渉することは絶対にない」と答弁した。

 台北市は2015年11月の市長選挙で国民党“大御所”である同党の連戦名誉主席の息子である連勝文候補が、無所属の柯文哲候補に敗北した。柯文哲市長は選挙の際には「青(国民党)と緑(民進党)の壁を超えて」と主張したが、政治上の立場は民進党に近い。

 市長の交代が、馬英九総統の過去の疑惑の追及の引き金になった可能性がある。(編集担当:如月隼人)(写真は三立新聞網の16日付報道の画面キャプチャー)