先日、ある中国メディアが「なぜ日本では中国のようにタクシー配車アプリが爆発的な普及を見せないのか」としてその理由について論じる記事を掲載した。同じ「タクシー」であっても、日本と中国ではその役割が大きく違う点が理由として挙げられるが、中国メディア・捜狐が先日掲載した「日本のタクシーはどうしてこんなに高いのか」という記事で詳しく説明されている。(イメージ写真提供:123RF) 

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 先日、ある中国メディアが「なぜ日本では中国のようにタクシー配車アプリが爆発的な普及を見せないのか」としてその理由について論じる記事を掲載した。同じ「タクシー」であっても、日本と中国ではその役割が大きく違う点が理由として挙げられるが、中国メディア・捜狐が先日掲載した「日本のタクシーはどうしてこんなに高いのか」という記事で詳しく説明されている。

 記事は、「もし日本に行ったことがあるなら、タクシーに乗るのが好きになれなかったことだろう。なぜなら高すぎるからだ」として、1000円で乗車できる距離が北京では35.4キロメートルなのに対して東京ではわずか2.89キロメートルに留まると紹介した。

 そのうえで、今や日本の交通システムは「異常なほどに発達」しており、東京の鉄道密度はニューヨークの1.5倍となっているため、東京の人びとが出かける際にはまず鉄道や歩きを選ぶと説明。このため、タクシーに乗って出かけるという需要が高くないのだと論じた。

 さらに、タクシーの数も中国に比べて少ないうえ、日本人の賃金もかなり高いことを考えれば「タクシー代がとても高いのは当然」とした。また、自動ドアや快適な乗り心地といった「中国のハイヤー」に相当するサービスの良さから考えても「高いのは道理がいくし、納得せざるを得ない」としている。

 普段電車やバスで移動をしていると、たまに乗るタクシーに高級感を覚えることがある。地方に出かけた時、タクシーでしか移動できない長距離区間を乗車した際に、どんどん上がるメーターにそわそわする。そんな自分の性分に少々可笑しくなってしまうが、同じ感覚を持っている日本の市民は決して少数ではないはずだ。物価や賃金レベル、他の交通手段の料金を考慮すれば、中国のタクシーだって市民にとってはチープな乗り物ではない。しかし、日本のタクシーはそれに輪をかけて値段が高いわけであって、日本にやってきた中間層の観光客や留学生にとっては「相当高級な乗り物」と認識されるのもうなずける。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)