趣きある古建築と約300本の桜がライトアップで夜空に映える!三溪園で「観桜の夕べ」

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満開の桜はどこで見てもきれいだけど、京都や鎌倉などから集められた古都の風情を残す建物と一緒に眺めれば、ちょっとした旅行気分も味わえそう。

神奈川県・本牧の「三溪園」では、2016年3月26日(土)から4月3日(日)まで、通常17時までの閉園時間を21時まで延長して「観桜の夕べ」を開催する。同イベントでは、園内にある三重塔など主な歴史的建造物と桜の木を、日没前の18時30分頃からライトアップするそう。

夜空に浮かび上がる桜と三重塔などの古建築は、幻想的な古都の風景そのもの。ただし17時以降は、安全のため観覧範囲が外苑の大池周辺に限定されるので、注意して。
もちろん、観覧できる範囲が夜よりも広い、昼間の来園もおすすめ。園内には、ソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラやオオシマザクラ、シダレザクラなど、約300本の桜があるそう。

「特に、三溪園の創設者である明治時代の実業家・原三溪氏の出身地・岐阜県ゆかりの『淡墨桜(うすずみざくら)』や、『荘川桜(しょうかわざくら)』など名木の2世は必見です」と、広報担当の吉川さん。

いちばん早く咲く「淡墨桜」は園内東側にある燈明寺本堂前で、ごく淡いピンク色の花が特徴のエドヒガン「荘川桜」は外苑奥の合掌造り「旧矢篦原家(きゅうやのはらけ)住宅」の敷地内で見ることができるとか。


また、園内の大池周辺にある「三溪園茶寮(さんけいえんさりょう)」では、「さくらアイス」(300円)を販売している。

こちらは、細かく刻んだ桜の葉が入ったアイスクリームで、桜餅のような香りがほんのり漂うとか。桜の花を眺めながらいただくのを、毎年楽しみにしているリピーターも多いそう。


さらに、三溪園を含む本牧周辺では、桜の開花宣言から2週間にわたって「本牧さくら祭り」を開催。大通り沿いの約400本のソメイヨシノなど、あちこちで満開の桜を楽しめるとか。

祭りの期間中に、本牧通りを中心としたカフェやレストランなど23店舗で提供される「期間限定のさくらメニュー」を飲食または購入すると「さくらメニューグランプリ」の投票に参加できる。そして、応募した店がグランプリを獲得したときには、抽選でその店のお食事券やお買い物券が当たるそう。

本牧通りから三溪園正門までの500mほどの道にも、両側に桜が並び、満開のときには桜のトンネルに。趣きあふれる桜の表情をたっぷり楽しんで。