日本と中国の間には歴史認識の違いや領土をめぐる対立が存在し、近年は日中関係が冷え込んだまま改善の兆しも見えていない状況が続いている。内閣府が発表した調査においても、中国に親しみを感じないと回答した日本人の割合が過去最高となったことからも、日中関係の冷え込みが見て取れる。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国の間には歴史認識の違いや領土をめぐる対立が存在し、近年は日中関係が冷え込んだまま改善の兆しも見えていない状況が続いている。内閣府が発表した調査においても、中国に親しみを感じないと回答した日本人の割合が過去最高となったことからも、日中関係の冷え込みが見て取れる。

 中国メディアの捜狐はこのほど、中国人は日本人に対する「怒り」を植え付けられているとする一方、それ以外に日本のことを知らなすぎると主張、日本を正しく理解する必要があると論じる記事を掲載した。

 記事は、日本と中国の歴史は「血と涙の歴史と言い換えることができる」としつつ、その血と涙を流したのは主に中国人であると主張。中国では幼少のころから反日教育と愛国教育が身近にあり、歴史を心に刻み込まずには未来を展望できない状況であると主張。一方で、中国における近年の抗日ドラマを見れば分かるとおり、次世代に正しい歴史を伝えることができているか疑問であると論じた。

 続けて、中国人は抗日ドラマを通じて日本人に対する「怒り」を植え付けられているとしながらも、「小国であるはずの日本に負けたのか、理解できている中国人はどれだけいるか」のだろうかと疑問を投げかけた。

 さらに、中国で今なお日本製品の不買を叫ぶ人が多いことを紹介するも、本気で日本製品を排斥するならば、すべての中国人に交付されている身分証も廃棄する必要があると指摘。その身分証は日本企業の技術によって作成されたものであるからだとし、排斥ではなく日本製品よりも良い製品を作ることが自尊心というものだと論じた。

 日本と中国の製品に圧倒的な品質の差があったころ、中国では今日のように日本との差を論じる声は多くはなかった。日中の製品の差は圧倒的であったため、どれくらいの差があるのかよく分からなかったのかもしれない。

 しかし、中国経済が発展し、ある程度の製品を作れるようになったことで、日本製品との差が明確に認識できるようになったのだろう。日本を訪れる中国人旅行客も増えているが、こうした人びとが見た日本と中国の差について、中国では今回の記事のように「何とか日本との差を埋めよう」と呼びかける声が高まっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)