【質疑応答】ハリルホジッチ、ハーフナー起用法を明かす「頭を狙っていく」《ロシアW杯アジア2次予選》

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▽日本代表は17日、3月に行われる2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選のアフガニスタン代表戦(24日)とシリア代表戦(29日)に臨む日本代表メンバー24名を発表した。

▽会見に出席したヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、1人ずつメンバーの名前を読み上げた後、記者からの質問に答えた。

――久々に招集したGK川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)とどのような話をしたのか

「川島(永嗣)はプレーしていなかったので、我々と少し離れていたが、彼には経験、クオリティがあるし、A代表の守護神として活躍してきた選手だ。しかし、今の彼は、先発の座を奪い取る立場。彼に野心があることを確認したため、私は呼んだ」

「数日間にわたって我々とトレーニングを励むことになるが、プレーするかはわからない。数年にわたって(日本代表の)正守護神を務めてきた選手をそう簡単に外すことは難しい。GKとしても良い年齢にきているし、すばらしい人間性の持ち主だ」

「彼がチームに良い雰囲気をもたらしてくれるだろうし、信頼性もあり、ヨーロッパでの経験も豊富。チームが成功するためにも、彼には良い雰囲気をもたらしてほしいと思っている」

――この2試合に向けたテーマとは?

「これまでとはちょっと違ったやり方にトライしたいと思っている。本田(圭佑)、(香川)真司らは火曜日(22日)にしか帰ってこられない。彼らをプレーさせた場合、疲労の蓄積でケガのリスクが高まる可能性もある。ほかの選手がいない選手のところをカバーする」

「チームとしての経験を高めていかなければならない。(アジア最終予選がスタートする)9月からはより良いチームをオーガナイズしたいと思っている。だから、何人かの新しい選手を試しているし、今はその段階にいる」

――FW小林悠(川崎フロンターレ)に求める部分は?

「ほかのFW陣と一緒で、得点を沢山取ってほしい。我々は得点を取る部分を向上させる必要がある。つまり、選手たちは仕留める部分で力を見せなければならない。小林(悠)がプレーするのか、何日間にわたって我々と共にできるのかはわからない」

「ほかにも、30人ほどの選手をリストアップしている。できるだけ、多くの選手にチャンスを与えたい。小林は、国内合宿でかなりのクオリティを示してくれた。スタッフとも話し合い、満場一致で彼を呼ぶことに決めた。ここに呼ばれるだけの資格があると思っている」

――各選手にクラブと違った役割を求めているようだが? アグレッシブさを求めるということか

「全員に攻守にわたるアグレッシブな姿勢を求めている。例えば、私が言う守備面でのアグレッシブさというのは、ファウルなしでということ。国内合宿で映像も見たが、何度も無駄なファウルをしていた。特に、ディフェンスラインの選手が自身の持ち場を離れて対応に入ったときに散見された」

「つまり、攻守にわたって、より高い位置でアグレッシブさを見せなければならない。オフェンス面でのアグレッシブさで言うなら、ここ5年にわたって誰もFKから得点を決めていないことが気がかりだ。自信も集中も欠いている。私の下で何を要求されているのかを選手たちに説明させてもらった」

「ある選手は、あと50年ここでプレーできると思っているように見受けられる。一度活躍しただけで満足感に浸っている選手がいる。しかし、私はもっと野心や勝つ気持ちを出してもらいたい。これらを通してじゃないと、日本は成長しないと思っている。例えば、サイドで得たスローインを10回やって、9回もボールロストしている。これはノーマルじゃない」

「先ほど浦和の試合(ACL・広州恒大戦)を見た。中国のチームに宿る戦う意識の部分は、浦和の選手を飲み込む勢いがあった。だが、浦和の選手がグラウンダーのクロスを使えば、数多くのチャンスが生まれていた。ロングボールを使った戦いは我々の戦い方じゃない」

「我々には、ワンタッチ、ツータッチを使った早い攻撃が必要だ。さらに、フィジカルコンタクトを避けつつ、ギャップと背後を突いた攻撃を駆使していかなければならない。そういったディテールを話すは簡単。選手たちにはそういった部分の向上を期待したいと思っている」

――FWハーフナー・マイク(ADO/オランダ)起用時の状況とは?

「我々が支配した試合で、彼は魅力的な存在になるだろう。サイドからのボールで(ハーフナー・)マイクの頭を狙っていく。組み立てが難しい場合は、マイクにダイレクトでロングボールを入れて、背後を狙う選手にフリックを出す。こういった選手を使う場合には2つのケースが考えられる。日本人にはこういったタイプの選手が少ないので、ボールを持せたときのアイデアがどうなるのかも見てみたい」

――負傷明けのMF清武弘嗣(ハノーファー)を招集した理由は?

「私もちょっと早かったかなと思っているが、ここ4試合をフル出場している。A代表では、(香川)真司とポジションを争わなければならない。しかし、真司は火曜日(22日)に合流する。試合は木曜日(24日)だ。清武については沢山悩んだが、そういった状況も踏まえて呼んだ。清武のクオリティも理解しているし、FK、パスの部分で我々を助けてくれる存在になるだろう。この2試合は我々がペースを握るであろうし、彼のようなパサーが必要だった」