もはや、自宅や会社でよく使うコンビニのポイントを貯めているだけでは、効率が悪い!? 携帯電話代や電気代など、生活に不可欠な出費で貯まるポイントも考慮してみてはいかがだろう。

■au WALLETは新型の共通ポイントか

 NTTドコモのdポイントや電力会社のポイントサービス開始など、話題に事欠かないポイント業界だが、ポイント情報サイト「ポイ探」の菊地崇仁さんは、電子マネーの動向を注視している。

「14年6月からスタートした、auのau WALLETは、それまでの電子マネーの概念を打ち破る利便性を持っていました」(菊地氏)。

 au WALLETは、プリペイド型電子マネーではあるものの、マスターカード加盟店ならどこでも使えるという利用範囲の広さがウリ。しかも、毎月の携帯電話料金で貯まるWALLETポイントが、そのままau WALLETに交換ができるので、WALLETポイントは、実質的に共通ポイントと同じように使うことができるのだ。

「ソフトバンクは、携帯料金で貯まるソフトバンクポイントを廃止した後、貯まるポイントをTポイントに切り替えました。ドコモのdポイントはそのまま共通ポイント化を目指しています。つまり、3キャリアは、携帯電話に付くポイントを、違うやり方で共通ポイント化していると言えます」

 一方、セブン-イレブンのnanacoやイオンのWAONといった電子マネーは、ここ数年で、自社グループ以外の様々な企業や店舗に開放され、ポイントが貯まる店やサービスが増えている。その結果、共通ポイントのように使える環境が整ってきた。いずれも共通ポイントの有力なライバルといえるだろう。

 また、Tポイントは14年11月にTマネーという電子マネーの発行を開始。NTTドコモもdポイントとiDの連携強化を図る。

「これまで、ユーザーの立場から、ポイントをお得に貯めるための条件として、狹纏劵泪諭爾鮴するものはポイントを制す瓩箸い辰討ましたが、これからは、共通ポイント事業にも当てはまるかもしれません」

 まさに戦国時代到来だ。


ポイント情報サイト「ポイ探」
代表取締役・菊地崇仁さん

自身でも45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っているカード&ポイントマニア。

■コンビニ業界の合従連衡でポイント勢力図が激変!?

ポイントの使い先として最も利用頻度の高いコンビニの再編が進行中。店舗数と売上高で業界3位のファミリーマートと4位のサークルKサンクスが経営統合、さらに、中堅のココストアを合併する。ファミマ系列の店舗数は1位となり、Tポイントの利便性がアップへ。

コンビニ店舗数 (2015年2月末時点)

コンビニ店舗数 (2015年2月末時点)
※ココストアのみ15年8月末時点。

■携帯電話ポイントが台風の目に

12月1日から、NTTドコモは携帯電話料金に付くポイントをdポイントに一新。Pontaポイントとの交換やリアル店舗での利用も可能にする。携帯電話料金は毎月の出費なので、携帯電話ポイントは貯まりやすい。ユーザー数も巨大で、第4の共通ポイントとなりそうだ。

◎「dポイント」が第4の共通ポイント化

「dポイント」が第4の共通ポイント化 dポイント

■限りなく共通ポイントに近づく電子マネー

JR東日本のSuicaはもとより、セブン-イレブンのnanacoやイオンのWAONといった、大手チェーンストアが発行する電子マネーの利用範囲が拡大。交換可能な他社のポイントや、自社グループ以外の使える店舗やサービスが増えており、共通ポイント化しつつある。

限りなく共通ポイントに近づく電子マネー
電子マネーは支払いに使うとポイントが付く。そのポイントは、左図のように電子マネーに交換(=チャージ)が可能なので、ポイントを使う側の利便性から見ると、共通ポイントと実質的に同じと言える。

■2016年の電力自由化で電気料金にポイントが付く!

2016年の家庭用電力の自由化で、電力会社を選べるようになる。そこで、東京電力をはじめ、電力会社の中には、ユーザーに選んでもらえるように、電気料金にポイントを付けるサービスを開始するところが登場。共通ポイントの勢力に大きな影響が出ることは必至。

2016年の電力自由化で電気料金にポイントが付く!
2000年から始まった電力の自由化は、来年の一般家庭、商店が契約する電力の自由化解禁が最終段階。通信やサービス業など、異業種から参入する新電力の会社も続々と誕生している。

◎4大共通ポイント+ライバル=7大ポイント現状

4大共通ポイント+ライバル=7大ポイント現状

◎銀行ポイントサービスの動向

銀行ポイントサービスの動向

■JR東日本の「JRE POINT」にも注目!

JR東日本の「JRE POINT」にも注目!

2016年2月から、JR東日本グループ内での共通ポイントJRE POINTがスタート。将来的に、ビューサンクスポイントやSuicaポイントとも統合する予定だ。Suicaポイントと統合されれば、電子マネーのSuicaとして使えるため、一気に利用範囲が広がる。