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 女性にとって気になるニュースが飛び込んできました。厚生労働省は先月5日、「B型肝炎ウイルス」を予防するワクチンを、今年10月から予防接種法に基づく「定期接種」に位置づけることを決めました。4月以降に生まれる0歳児が対象で、市町村が原則無料で実施するとのことです。

 B型肝炎ウイルスは女性なら知っておきたい感染症です。感染経路として、母子感染や輸血、性交渉などがあげられます。現在では、チェック体制が確立したため輸血で発症する心配はなくなり、母子感染防止を目的としたB型肝炎ワクチンが浸透するにつれて、こうした経路でのリスクも抑えられつつあります。その一方で、性交渉については注意が必要です。

■エイズウイルスより感染力が強い”B型肝炎ウイルス”

 B型肝炎ウイルスを予防するための効果的な対策としては、まず不特定多数の人との性交渉を避けること。主に血液や体液を介して感染するので、女性の性病対策と同様に考えて対策するのが効果的です。エイズウィルスよりも感染力が強いことで知られ、これが慢性化すると肝硬変や肝臓がんへ進行する怖い性病です。

 B型肝炎ウイルスに感染すると、吐き気や黄疸、食欲不振などが起きることがあるので、専門の医療機関で検査を受けましょう。ウイルスの量が低下して、活動が抑えられれば、経過観察となりますが、慢性化した場合には治療が必要となります。

 治療には、インターフェロンや核酸アナログ薬などの抗ウイルス薬が用いられます。万一発症してしまった場合には、専門の医療機関を受診して適切な治療を受けることが、肝がんなど重症化を防ぐポイントとなります。