中国は1957年、建国後としては初めてパンダを外交手段として旧ソ連に贈った。その後、中国は友好関係の象徴としてパンダを利用してきた。いわゆる「パンダ外交」だ。日本にも1972年に初めて2頭のパンダが贈られ、一大ブームが巻き起こった。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国は1957年、建国後としては初めてパンダを外交手段として旧ソ連に贈った。その後、中国は友好関係の象徴としてパンダを利用してきた。いわゆる「パンダ外交」だ。日本にも1972年に初めて2頭のパンダが贈られ、一大ブームが巻き起こった。

 中国メディアの捜狐は「日本人は一体どれだけパンダが好きなのか?」と題し、今日の日本におけるパンダ人気を解説している。

 記事は日本の動物園では大人から子どもまで、パンダを見て「かわいい」と声を挙げている様子や、アニメや漫画などさまざまな分野でパンダがキャラクターとして活躍している様子を紹介。確かに日本ではパンダをモチーフにしたキャラクターグッズも多く、「たれぱんだ」のように大きな人気を獲得したものも存在する。

 また、2002年に日本で生まれたパンダが1週間も経たずに死亡した際に、日本のインターネット上でトップニュースとして伝えられた様子も紹介したほか、多くの来場客が死亡したパンダの赤ちゃんに献花するほどだったと紹介。いかにパンダが日本で人気なのかを紹介している。

 パンダは2頭で年間95万ドル(約1億820万円)、中国との共同繁殖研究目的で10年間の契約で日本に貸与されているが、パンダは動物園にとっては集客力のある動物であり、訪れる人が動物園だけでなく、その周辺にも大きな経済効果をもたらしている。パンダが人気なのは日本だけでなく、中国から貸与された国や地域ではいずれもパンダが大人気となり、動物園に来園者が殺到する事態が起きている。だが、パンダの関連グッズなどを考慮すれば、日本人にとっては他国の人びとに比べてパンダが非常に身近な存在であり、人気の証拠と言えそうだ。

 中国は古代からパンダ外交を行ってきた。記録によると西暦685年には2頭のパンダが日本の皇室に贈られている。パンダが友好の証として海外に贈られるのはほほえましい限りだが、過去には台湾との間で台湾の主権にかかわる政治の道具として用いられた事例もある。愛くるしいパンダには、人間の駆け引きの道具ではなく、純粋に皆の心を楽しませてくれる存在であり続けてもらいたい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)