15日、第88回アカデミー賞の授賞式でアジア人を笑い者にしたジョークについて、台湾のアン・リー監督ら25人の映画人が、主催者の映画芸術科学アカデミーに対して抗議文を送ったことが明らかになった。写真はアン・リー監督。

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2016年3月15日、第88回アカデミー賞の授賞式でアジア人を笑い者にしたジョークについて、台湾のアン・リー(李安)監督ら25人の映画人が、主催者の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)に対して抗議文を送ったことが明らかになった。自由時報が伝えた。

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演技部門にノミネートされたのが全員白人だったことで、「白すぎるオスカー」として映画界に人種論争が広がった今年のアカデミー賞。しかし問題になったのは黒人だけでなく、授賞式の最中に、スーツ姿で会計士に扮したアジア人の子どもたちが登場。「数字に強い」「働きすぎ」といった、アジア人へのステレオタイプな見方がジョークとして盛り込まれたことで、NBAの台湾系米国人選手、ジェレミー・リン(林書豪)らが抗議の声を上げていた。

台湾のアン・リー監督は、05年に「ブロークバック・マウンテン」で、13年には「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」でアカデミー賞の監督賞を受賞している。そのアン・リー監督が、主催者の映画芸術科学アカデミー(AMPAS)に対し、このジョークについて抗議文を送ったことが明らかになった。

抗議文の中には、「今回のアカデミー賞でアジア人へのステレオタイプな見方に焦点を当てたことについて、AMPASの会員の1人として驚きと失望を覚えた」と書かれており、第79回アカデミー賞で短編ドキュメンタリー映画賞を受賞したルビー・ヤン(楊紫[火華])監督をはじめ、計25人の連名となっている。(翻訳・編集/Mathilda)