画像

写真拡大

 2013、2014年頃から国内で広まってきたコンテンツマーケティング。2016年は、より戦略的なコンテンツ設計が必要になってくるのではないか。本連載では、Webメディア「ギズモード・ジャパン」で編集長の経験を持ち、株式会社アイレップ コンテンツマーケティング総合研究所の所長を務める大野恭希氏が、コンテンツマーケティングで押さえるべきポイントを解説する。第1回は、コンテンツマーケティングの原点、そして今後の予測を紹介する。

■コンテンツマーケティングの最適解とは

 こんにちは。ガジェット・テクノロジー分野におけるWebメディア「ギズモード・ジャパン」で編集長を経験後、独立。現在は株式会社アイレップ コンテンツマーケティング総合研究所の所長を務める大野恭希と申します。

 これまでギズモードというメディアで、編集という立場から携わっていた経験から、コンテンツマーケティングに役立てられるナレッジを公開できればと考えています。よろしくお願いします。

 本連載では、コンテンツマーケティングとは何かということを改めて振り返り、そしてコンテンツマーケティング総合研究所なりの一つの結論として、チートシート(カンニングシートみたいなもの)を公開したいと考えています。コンテンツマーケティングの正解は企業それぞれではありますが、少しでも役立つ結論を導き出したいと思います。

 第1回に当たる今回は、主に以下4つのポイントについてお伝えします。
コンテンツマーケティングの原点
2016年のコンテンツマーケティング予測
メディア編集責任者の役割
オウンドメディア継続の重要度

 それでは、まずコンテンツマーケティングの原点について振り返ってみましょう。

■コンテンツマーケティングの原点を思い出す

 2015年、コンテンツマーケティングという考えが一定の認知を見せ、成功事例なども多く公開されるようになりました。2016年は、より多くの企業で導入が進む手法になるかと思います。とはいえ、コンテンツマーケティングはまだこれから発展していく領域であり、これからも形を変えていくと思います。ですので、ここ数年盛り上がっているインターネットを活用した「コンテンツマーケティング」の原点を整理していきましょう。

 マーケティング関連の方は見飽きているかもしれませんが、米国Content Marketing Institute社による定義を日本語で表すとこのようになります。
コンテンツマーケティングとは、ある対象にとって有益で説得力のあるコンテンツを配信し続けることによって、ターゲットの関心を引き寄せ、関係性を作り、収益へ繋がるアクションを起こしてもらうこと。――「What is Content Marketing?, Content Marketing Institute」より

 各企業さんのオウンドメディア運営のお手伝いをしていて思うことは、この定義は非常に正しいということ。特定のターゲットオーディエンスに対し、何をどうやって情報として伝えるのか。メディアの文脈をどうやって作り出すのか。そもそもメディアとして何を伝えたいのか。そういったメディアとしての役割を考えるのが『編集』の仕事だと考えています。

大野 恭希[著]