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天気予報サイト「ウェザーニュース」を運営するウェザーニューズは3月15日、「第三回桜開花予想」を発表した。今回の予想は、3日間実施された「全国つぼみ調査」の4,108通の報告および「さくらプロジェクト」の協力者から届く桜リポート、最新の気象予測などをもとに算出されたもの。

同社によると、2016年の桜の開花は3月21日ごろに、西日本では福岡、東日本では東京から始まる。3月の第4週には九州〜関東南部で続々と開花する予想で、都心周辺では25日ごろ、福岡では26日ごろに見頃を迎えるとのこと。

北海道では、3〜4月の気温が平年並みかやや高めとなる予想で、桜の開花は平年並みとなる見込み。4月28日ごろに道南から桜が咲き始め、5月20日ごろにかけて開花エリアが広がっていくという。札幌市周辺での開花は5月初めから始まり、ゴールデンウィーク後半に少しずつ咲きそろって5月上旬には見頃を迎える予想となっている。全国で開花が最も遅い根室・釧路方面でも5月中旬に咲き始め、20日前後には満開になるとのこと。

東北地方ではつぼみの成長が早まる予想で、南部では平年よりもやや早め、北部では平年並みの開花時期となるという。4月初めには南部の太平洋側から開花が始まり、開花前線は4月下旬にかけて順調に北上していく予想。福島市や仙台市周辺は入学式のころに見頃を迎えるという。

関東地方でも開花は平年並み〜やや早めとなる見込みで、3月21日ごろになると全国に先駆けて東京から開花が始まる予想。3月末には関東北部へ開花前線が北上し、都心周辺の桜は早いところで25日頃から見頃を迎えるという。関東北部では、入学式のころに満開〜桜吹雪の時期を迎えるところもある予想。

中部地方も開花は平年並み〜やや早めと予想されている。3月22日に東海や甲信南部から桜の開花が始まり、北陸も4月初めには開花時期を迎える予想。東海では3月末に見頃を迎え、入学式のシーズンには桜吹雪となるところもある見込みとなっている。北陸・甲信北部では4月上旬〜中旬に見頃を迎えるところが多く、新潟市や長野市周辺では4月中旬が花見の最盛期となる。

近畿地方は暖冬の影響で2月末までつぼみの成長が遅れ、3月前半に平年並みの水準まで追いついた。開花時期も平年並みとなる見込みで、大阪市・奈良市・和歌山市では3月25日ごろに開花が始まり、4月初めには見頃を迎える予想。京都市周辺では4月初め、奈良県の吉野山では4月中旬に見頃となる。

中国・四国地方も広い範囲で平年並みの開花時期となり、山陰では平年よりやや早い地域も出る見込み。3月22日ごろに高知県沿岸から開花が始まり、中国地方では早いところで3月23日から開花時期を迎える予想となっている。広島市周辺の見頃は3月末となる見込み。

九州地方でも開花時期は平年並みと予想されており、3月21日頃には福岡県の沿岸部から標高の高いところへ開花が進むという。福岡市周辺では3月末に見頃となる予想となっている。

なお、過去5年間の開花日と満開日を参照すると、東京では開花から満開まで5〜9日程度、福岡では7〜10日程度かかっている。