15日、韓国人棋士・李世ドル九段との5番勝負で勝ち越しを果たした人工知能搭載ソフト「アルファ碁」について、韓国棋院が名誉九段に認定すると明らかにしたが、公表された段の認定書に韓国のネットユーザーから不満の声が上がっている。資料写真。

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2016年3月15日、世界最強とも言われる韓国人棋士・李世ドル(イ・セドル)九段との5番勝負で勝ち越しを果たした人工知能(AI)搭載ソフト「アルファ碁」について、韓国棋院が名誉九段に認定すると明らかにした。韓国では聯合ニュースなど各メディアがこれを報じたが、韓国のネットユーザーからは不満の声が上がっている。

韓国棋院は同日開かれる人間とAIとの「世紀の対決」の授賞式で、アルファ碁に対し名誉九段の証書を授与すると明らかにした。アルファ碁は9日に始まった李九段との対局で3連勝を果たしており、韓国のプロ棋士からは「アル師範」との呼び名が飛び出すほどだ。

棋院もそのトップレベルのプロ棋士の実力を認めた上での授与なのだが、報じられた証書の文面がネットユーザーの不満を巻き起こす火種となった。証書は「貴下」「平素」「棋道研磨」「精通」「人格陶冶」など多くの文字が漢字で記され、ハングルはほぼ助詞部分のみ。「韓國棋院」の文字や総裁の名前、日付もすべて漢字で表記されていたのだ。

これを目にしたネットユーザーからは、ブーイングのコメントが数多く寄せられている。

「ハングルで書き直して。卒業証書だって、ハングル版に英文、漢字版もあるよ」
「まだ時間はある。書き直せ」
「中国に笑われる」
「世界中の人が見るだろうに…」

「無駄な漢字能力の自慢」
「韓国棋士と人工知能との対決なのになぜ漢字だらけ?ハングルの美しさを世界に知らしめる絶好の機会を韓国棋院がつぶしてくれたよ」
「見る人によっては台湾棋院がくれたと思うかもね」
「漢字を使わないと品格が落ちると思ってるんだろう」

「なんだこれは?日本語か、中国語か…」
「ハングルの何が恥ずかしくてこんなに漢字を使ってるんだ?」
「これじゃ韓国が中国の属国みたいに見える」
「世宗大王(ハングルを作り出した朝鮮時代の王)がお嘆きだよ。こんな良い機会になぜこんなことを…」(翻訳・編集/吉金)