屏東県政府提供

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(台北 15日 中央社)口の中で雪のようにとけるふわふわの食感で人気を呼び、日本を含めた世界各国・地域で販売されているかき氷「スノーアイス」(雪花冰)。商品の製造販売を行う食品会社、翔美食品興業(高雄市)は近年、これまでの海外中心の戦略から一転、地元の台湾市場に注力し始めている。

海外市場での売上が全体の約9割を占める同社。台湾市場への回帰は、スノーアイスを発明した創業者の高文婉董事長(会長)が、デパートで新入社員の指導に当たっていた際、消費者にスノーアイスを「日本の食べ物」と誤解されたことがきっかけだったという。

アイスクリームの食感とかき氷の性質を持ち合わせた食べ物というコンセプトで創られたスノーアイスは、商品が正式に登録された1982年から台湾で大きな人気を集め、加盟店や提携先は一時300店舗にまで増加した。だが、1999年9月に中部で起きた大地震の影響で多く店が閉店し、同社の経営にも陰りが見え始めたため、翌2000年に海外展開へと舵を切っていた。

同社の店舗展開を担当する高氏の娘、方孟琳さんは、主力のスノーアイスに加え、売上が季節に左右されないよう、寒い時期にも販売できる商品を打ち出している。

(林孟汝/編集:杉野浩司)