ソニー、マイケル・ジャクソンと折半出資の著作権管理会社Sony/ATVを完全子会社化へ。取得額約840億円

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ソニーが、1995年からマイケル・ジャクソンと折半出資している音楽著作権管理企業 Sony/ATV を、完全子会社化すると発表しました。ソニーは、現在はマイケル・ジャクソンの遺産管理団体が保有している株式を7億5000万ドル(約840億円)で買い取ります。

Sony/ATV はマイケル・ジャクソン本人のほか、ビートルスやローリング・ストーンズ、レディ・ガガといった大物アーティストを含む約200万曲の著作権を管理しています。発表によると、ソニーは遺産管理団体側と今月31日までに株式取得に関わる契約を締結するとのこと。800億円を超える金額を一括で支払うことになるものの、ソニーは2015年度の業績への影響は「軽微」としています。

マイケル・ジャクソンといえば生前、アルバム『スリラー』などで稼いだお金でバディ・ホリーなどレジェンド級アーティストの音楽の著作権を集めていたことで知られます。特によく知られているのがビートルズの著作権の取得で、管理会社のATVの株式が売りに出た際、ポール・マッカートニーらが自分たちの著作権を取り戻そうと動き始めた鼻先をかすめて、マイケル・ジャクソンが入手したとされます。

ビートルズの著作権を入手したことでマイケル・ジャクソンはビートルズがカタログをリマスター再発したり、iTunes で販売開始したりするたびに巨額の権利料を得ることになりました。

 

2014年、ホログラムとなって Billboard Music Awards に降臨したマイケル氏
 

ソニーは1995年からATVの株式を50%取得し、Sony/ATVとして関わってきました。そして今回の完全子会社化は1995年当時の契約に含まれる権利を行使したものと発表しています。

今後は音楽ストリーミングサービスの普及が拡大するにつれ、著作権収入が増加すると言われています。ソニーはそれに加えてテレビ CM やカラオケなどへの販促で安定した収益を上げていく見通しです。

ただ、Bloombergによると、ソニーは Sony/ATV が所有していた著作権を入手するものの、Sony/ATV として所有してきた EMI Music Publishing や、マイケル・ジャクソン本人の作品の原盤権などは、遺産管理団体側が引き続き保有するとのこと。

現在、Sony/ATV が著作権を保有するアーティスト(の一部)は下のとおり。

ザ・ビートルズ

レナード・コーエン

ボブ・ディラン

マービン・ゲイ

マイケル・ジャクソン

キャロル・キング

クラフトワーク

ジョニ・ミッチェル

ウィリー・ネルソン

ロイ・オービソン

クイーン

ザ・ローリングストーンズ

リッチー・サンボラ

スティング

シュープリームス

ワイクリフ・ジョン

ハンク・ウィリアムズ

スティービー・ワンダー

アリシア・キーズ

レディ・ガガ

P!ink

シャキーラ

サム・スミス

エド・シーラン

テイラー・スウィフト

カニエ・ウェスト

ファレル・ウィリアムズ