By Ellen De Vos

オンライン通販の最大手であるAmazonは、細かい入力フォームや認証などをすべてすっ飛ばしてワンクリックで商品が購入できる「1-Click注文」など、さまざまな特許を取得しています。そんなAmazonが、なんと「自撮りで支払い認証を済ませる」という特許を出願したことが明らかになりました。

Amazon Wants Patent for Paying With a Selfie Photo | Re/code

http://recode.net/2016/03/14/amazon-wants-the-patent-for-pay-by-selfie/



シアトルに本拠地を置くオンライン通販の最大手であるAmazonは、2016年3月10日に新しい特許を出願しました。新しく出願された特許は、Amazonが持つ「写真やムービーでデバイスのユーザー認証を済ませる」という特許技術と関連するもので、「自撮りでユーザー認証を済ませる」というものです。



この特許の狙いは、ユーザーがより安全にオンラインショップで買い物をできるようにするために、パスワードの入力ではなくユーザーの顔で認証を行うというもの。オンライン通販などで使用するアカウントのパスワードは、簡単なものだとセキュリティ面で問題があり、難しくすると覚えるのが大変です。さらに、自分の使用している端末を盗まれたりパスワード自体を盗まれたり、といった危険性もあるため、Amazonは自撮り認証の導入を検討している、ということのようです。



特許には「パスワードを入力する際、(盗み見されないように)ユーザーは友達や同僚の側を離れる必要がありますが、そういった状況は決まりが悪いものです」と記されているそうですが、テクノロジー系ニュースサイトのRe/codeは「(自撮り認証の採用で)より最悪な事態になるかもしれない」と記しています。

公開されている特許によると、自撮り認証時に「携帯電話やコンピューターがユーザーにジェスチャーやスマイル、まばたき、頭を傾けるなどの一定のアクションを求める」とのこと。つまり、ユーザーは認証の度に1人で笑顔になったり頭を傾けたりジェスチャーをとったりしなければならない、というわけです。



現在のところこれはジョークのような話にも聞こえますが、2015年にはアリババのジャック・マー会長が同様の技術を説明し、マスターカードが写真ベースの支払い認証技術を発表しています。