ポカリスエットやコカコーラに含まれることで知られているステビア。低カロリーの甘味料として使われています。「ステビアには毒性があるのではないか?」という人やステビアの成分が不足すると発がん性があったり、妊娠しにくくなったりするという良くないイメージがつきまといます。ここではステビアの実態を検証してみましょう。

ステビアってそもそも何?

南アフリカが原産で、キク科ステビア属の植物です。葉を加工して粉末にしたり、液体にしたりして甘味料として使います。パラグアイの先住民グアラ二―族は、ステビアを薬草に使用。甘味料として使われ始めたのは16世紀中ごろからで、パラグアイの人はマテ茶に入れて飲んでいました。以前使われていた人工甘味料のサッカリンに発がん性があったことから、ステビアにも発がん性があるといわれたり、不妊の原因になる、毒性があるともいわれたりしましたが、研究結果によりこれらの問題はすべてないことが分かっています。

ダイエット以外の健康効果は?

甘味成分はステビオシドで、砂糖の200〜300倍の甘さを持ち、加工されて食品に用いられます。甘みが強いので食品に加えるときにはわずかな量で済みます。そのためカロリーはゼロに近く、ダイエット中の人には歓迎すべき成分です。ステビオシドを摂ると血圧や血糖値が下がるので、心臓病、脳卒中、腎不全、糖尿病などの病気を予防・改善するのに効果的です。ステビアを摂ることで、ウイルスの繁殖が抑えられたという研究結果もあり、がんなど生活習慣病予防が期待されます。

どんな食品に使われているの?

ステビアは清涼飲料水を始め、ガム、スナック菓子、インスタント食品、しょう油、漬物などに使用されています。加工されたステビアが市販されているので、粉末タイプは料理やお菓子作りに、液体タイプは砂糖代わりにコーヒーや紅茶に入れるとダイエットにも使えます。ハーブの鉢植えは、ベランダや庭で育てて、ハーブティーして飲むこともできます。特にハイビスカスなど酸味の強いハーブとの相性は抜群ですから一度お試しあれ。


writer:松尾真佐代