実力派の音楽が無料で楽しめる!台東区の旧岩崎邸庭園で「午後のミニコンサート」

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春の訪れを感じる美しい庭で音楽を楽しむ午後…そんな優雅な時間を過ごしたいのなら、明治時代に建築された重要文化財「旧岩崎邸庭園」に足を運んで。

2016年3月19日(土)から21日(月・祝)の3日間、台東区の「旧岩崎邸庭園」では、無料(入園料別途)の「午後のミニコンサート」を各日13時からと15時30分から開催する。会場は芝庭なので、無料貸し出しされる敷物を芝生の上に敷いて鑑賞するスタイルに。また、緑豊かな園内のロケーションも見どころのひとつ。

「この時期ですと、園内にある9本の桜もまだつぼみですが、膨らみ始めの桜も風情があっていいものですよ」と、広報担当の松井さん。時間は30分程度ながら、それぞれに実力派の音楽家が集まるので、聴き応えも十分とか。

3月19日(土)の出演者は、ソプラノの三重野広美さんとテノールの三浦幸未知(ゆきみち)さん、そしてピアノの黒田聡子さん。この日はオペラの名曲だけでなく、親しみやすい日本の唱歌も披露する。演奏が予定されているのはプッチーニのオペラ「トスカ」のなかの「星は光りぬ」や、日本の唱歌「からたちの花」(山田耕筰)など。

三重野さんは、国内外で数多くのコンサートやオペラに出演するソプラノ歌手。三浦さんはイタリア留学経験があり、現地でモーツァルト生誕250周年記念コンサートにも出演したそう。また、ピアニストの黒田聡子さんはドラマ「のだめカンタービレ」にピアニスト役で出演したこともあり、コンサートやオペラなどで幅広く活動。そんな実力派3人が演じる、オペラの一幕などを楽しめるとか。


3月20日(日)には、ヴァイオリンの牧千恵子さんとアコーディオンのMiyack(ミヤック)さんによるユニット「Deux Marches(ドゥ・マルシェ)」が出演する。多彩な演奏ジャンルが特徴で、より多くの「出会い」を求めてユニットを結成した2人は、全国各地で公演活動を行っているそう。

「ラテン系のタンゴなどもありますし、フランス留学経験のあるMiyackさんは本場のシャンソンなども演奏されます」(同)

また、3月21日(月・祝)は、オペラからアニメソングまで幅広いジャンルをこなす声楽家(ヴォーカリスト)の工藤和真さんと、クラシックだけでなくロックやポップスのバンドにも参加しているというピアニスト、岩田安由真(あゆま)さんが出演する。この日は、日本の唱歌「この道」(山田 耕筰)をはじめ、若い感性あふれる軽やかな春の歌が聴ける。


コンサートの前後にひと息入れたくなったら、園内の和館にある「御茶席」へ。こちらでは、バニラ風味のアイスクリームやジェラードに飲みものをかけて食べる「アフォガート」(560円)がいただける。

「旧岩崎邸とゆかりの深い小岩井農場のアイスクリームを使った、こだわりの味です。お抹茶味もおいしいですよ」(同)

気持ちのよい春の午後、膨らみ始めた桜のある庭で、彼や女友達と好みのコンサートを楽しんで。