最終予選落選の関根&鎌田が復帰、手倉森監督「アジアでは使わなかったが…」

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 悔しさを味わった男たちに、再びチャンスが巡ってきた。14日に発表されたポルトガル遠征を行うU-23日本代表メンバーの中に、1月のAFC U-23選手権(リオデジャネイロ五輪アジア最終予選)でメンバー入りを果たせなかった6選手が名を連ねた。

 初招集となったDFファン・ウェルメスケルケン・際(ドルトレヒト)は当然として、負傷のため涙をのんだGK中村航輔(柏)とFW金森健志(福岡)が復帰。そして、DF中谷進之介(柏)とともにMF関根貴大(浦和)、MF鎌田大地(鳥栖)が手倉森ジャパンに復帰を果たした。

 今回は常連メンバーの1人であるMF矢島慎也(岡山)を「(矢島の)力は分かっているので、そのポジションで新たなライバルの力を試したかった」と招集外とし、MF登録で関根と鎌田を選出。手倉森監督は改めて手元で関根と鎌田の実力を見極めるだけでなく、彼らの持ち味を生かした世界との戦い方も模索するようだ。

「アジアでの戦い方は浮いたボールが多かったかもしれないが、世界の戦い方は地上戦が増える可能性がある。下のパスで崩せるようなクオリティーを高めておきたい。そういったときに関根や鎌田。アジアでは使わなかったが、世界では可能性は出てくるし、そこを探りたい」

 最終予選でゴールを守り抜いたGK櫛引政敏(鹿島)も招集外となったが、理由は矢島と同じで「力は分かっている」。だからこそ、中村はアピールに燃えるだろうし、初招集の際、そして復帰を果たした中谷と金森もリオ五輪出場に向けて自身の存在価値を証明したいところだろう。

「最終予選が終わり、一度目のキャンプでこれだけ選手が入れ替わったのは、今回メンバーに選ばれなかった選手にも可能性があるということ。それをぜひ感じてほしい」と指揮官が、今回招集外となったメンバーにもチャンスがあると話したように、リオ行きのチケットを巡る新たなサバイバルレースが始まった。

(取材・文 折戸岳彦)