国家戦略特別区域として指定された神奈川県で、「自動運転タクシー」プロジェクトの公道実証実験が2月29日〜3月11日の日程でスタートしました。

1(出展 ZMP)

このプロジェクトは「モバゲー」でお馴染みのモバイルインターネットサービスを手掛ける「DeNA(ディー・エヌ・エー)」と、ロボット開発ベンチャーの「ZMP」が神奈川藤沢市の協力を得て実現させたもの。

この実証実検は両社が共同で設立した「ロボットタクシー」が手掛けており、使用する車両はトヨタ・エスティマハイブリッドをベースにした“RoboCar MiniVan”。

動画を見るにはこちら

遠方の障害物を感知するミリ波レーダーや周囲をセンシングするレーザーセンサー、ステレオカメラ、車両の位置や挙動を計測するGPSや慣性センサ、取得したデータを統合し自動運転を行う車載コンピューターなどを搭載しています。

「ZMP」は2012年から開発をスタートさせ、テストコースでの実験を経て2014年からは愛知県での公道走行実験を通じてノウハウを蓄積してきたそうです。

一方、無人タクシーの配車管理では、ネット経由で渋滞区域や路面状況などの膨大なデータをリアルタイムに分析する必要があり、こうした分野で「DeNA」が持つ知見が活かされる模様。

(出展 神奈川県)

今回の実証実検では藤沢市民10組が買い物の送迎に「自動運転タクシー」を利用、湘南ライフタウン中央けやき通りの北部バスロータリーとイオン藤沢店を結ぶ2.4km区間で行われています。

政府は「日本産業再興プラン」の1つとして将来的に完全自動運転(レベル4)を目指しており、2020年を目処とした公道での自動運転のための法整備に加え、完全自動運転では日本が批准しているジュネーブ条約の改正が必要となっています。

「ロボットカー」では、将来的に過疎地や高齢者が多い地域での無人運転を目指しており、実現すれば人件費が大幅に削減され、安価な交通機関として利用できる可能性が出て来るだけに、今後の動きに期待が高まります。

Avanti Yasunori

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