北京晨報によると、アフリカ南西部の国、ルアンダから帰国した32歳の男性が、黄熱病を発症していることが確認された。男性はルアンダを出発する時点で高熱が出るなど発症していたが、そのまま航空機を利用した帰国したという。(イメージ写真提供:123RF。ネッタイシマカ)

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 北京晨報によると、アフリカ南西部の国、ルアンダから帰国した32歳の男性が、黄熱病を発症していることが確認された。男性はルアンダを出発する時点で高熱が出るなど発症していたが、そのまま航空機を利用した帰国したという。

 黄熱病はネッタイシマカなどの蚊が媒介する、ウイルス性の感染症。発熱を伴い、重症患者に黄疸が出ることから命名された。死亡率は30%-50%とされる。

 患者の男性はアンゴラの首都、ルアンダに常住している。帰国に先立つ8日に、39.8度の高熱が出たが、翌9日に航空機に搭乗し、ドバイ経由で10日午前2時に北京に到着。同日中に自ら医療機関に足を運び、治療を求めたという。

 男性の体から採取したサンプルを検査・再検査して、男性は黄熱病に感染していることが確認できた。男性は腎臓障害を起こすなど重症という。

 北京市内で、黄熱病患者が確認したのは初めて。

 市および中央政府の関係部門は13日までに共同で、感染拡大のリスク評価を行った。黄熱病を媒介するネッタイシマカは北京では少なく、蚊の捕獲調査でも3%前後を占めるだけであり、現在は気温が低く蚊の活動期でもないため、感染拡大のリスクは「極めて低い」との結論になった。

 北京市当局は、「海外旅行をする際には、訪問国の感染症発生の状況をリアルタイムに把握し、感染した可能性があると思った場合にはすぐに診察を受け、その際には旅行の行程についても自分からきちんと説明していただきたい」などと表明した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF。ネッタイシマカ)