中国共産党委・海南省三沙市委員会の肖傑書記(市長兼任)は10日、同市政府所在地の西沙諸島(パラセル諸島)永興島(ウッディ島)に2016年内に定期航空便を開設する見込みと述べた。(イメージ写真提供:123RF。永興島)

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 中国共産党委・海南省三沙市委員会の肖傑書記(市長兼任)は10日、同市政府所在地の西沙諸島(パラセル諸島)永興島(ウッディ島)に2016年内に定期航空便を開設する見込みと述べた。三沙市は、ベトナムやフィリピンと領有権を争う南シナ海に点在する島を管轄するために、中国が2012年に成立させた行政区画。

 これまでは、軍用機・軍用船舶以外の永興島への交通手段としては、海南島との間を往復する貨客船しかなかった。

 肖書記は、1月6日に民間機2機を永興島の空港まで往復させることに成功し、永興島への民間定期航空便を年内に就航させる目途がたったと述べた。

 肖書記によると、永興島までの船便の利便性も大幅に向上しており、現在は月に4往復の便があると説明。永興島だけでなく、同じく西沙諸島に属する鴨公島、晋卿島、甘泉島への交通と補給が大幅に改善されたと述べた。西沙諸島に居住する漁業関係者は、船便を利用して海南島の三亜市に戻ることができるという。

 肖書記はさらに、永興島では海水を1日当たり1000トンの海水を淡水化できる施設も稼働しており、以前に使用していた30カ所余りの井戸は封鎖されたと説明。西沙諸島のその他の(人が利用している)島も1日あたり40-150トンの海水淡水化能力があり、漁業関係者に水を提供している以外に、緑化の推進にも役立っているという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF。永興島)