Q:就業中は水は飲まないのが癖になっています。ただし、コーヒーは飲みます。夕方になると、いつも頭が重い感じがしますが、水を飲まないことと関係がありますか。また、水はたくさん飲むほうがいいのですか。教えてください。(24歳・広告制作会社勤務)

 A:頭が重い感じがするのは、水分の摂取不足が関係していると思われます。水は血液を作り、きれいな血液が順調に循環するために必要です。体内の老廃物や有害物の大半は、便や尿から排出されます。排便や排尿を促すためにも、一定量水を飲むことは必要です。
 水分の摂取が不足すると血液がドロドロになり、血液の流れも悪くなります。ご質問の方は恐らく、そういう状態になっているのでしょう。
 就業中、水分はコーヒーを飲むだけとのこと。しかし、コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料は、ここで言う水分の摂取にカウントできません。
 なぜなら、カフェインには利尿作用があるので、これらの飲料を飲むと、かえって体は脱水してしまうからです。脱水すると、血液は濃くなり、流れも悪くなります。

●水は午前中によく飲もう
 ちなみに、アルコールも脱水作用があるので同様です。生水を飲んでこそ、水分を摂取したと言えるのです。
 水は、午前中に飲むことが大事です。私たちは普通、就寝中におよそ360ml程度の汗をかくため、血液は朝起きたときにいちばんドロドロしているからです。起床したときは尿は濁っているものですが、午前中に水をしっかり飲むと、午後はきれいな尿が出ます。
 個人差はありますが、人は1日に1.5〜2ℓの水分が必要です。それくらいの量の水分が、尿や汗、便、呼吸などで失われるからです。
 水分を補給しないと体は脱水します。慢性的な脱水状態は、頭痛や肩凝り、脱力感などを引き起こします。血液がドロドロになり、循環が悪くなっているためです。
 また、血液をサラサラに保つには、適度な運動が必要です。よく歩くようにしましょう。食事も重要です。血液をドロドロにする食品の代表が、肉や脂っぽいもの、砂糖などで、一方、サラサラにする食品の代表が野菜です。

山口康三氏(回生眼科院長)
自治医科大学卒業。眼科医、漢方内科医。食事、運動、睡眠などを改善する生活改善療法を指導し、眼科の病気や生活習慣病の治療に成果を挙げている。日本綜合医学会理事長。