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●高額な医療費を補填するための「治療・救援費用」
海外旅行には少なからずハプニングがつきものですが、意外に多いのがお金がからむトラブルです。そんなときに役に立つのが海外旅行保険。今ではインターネットや空港でも手軽に加入できるので、旅行の必須アイテムとして出発前に手続きしておきましょう。

しかし保障内容を考えずに加入するのでは、せっかく払った保険料がムダになるかもしれません。数ある海外旅行保険の中から、選び方の基準を説明します。

○保険会社との提携病院が現地にあると心強い

海外旅行保険といっても、保険選びの基本は同じ。自分の目的に合っていることがポイントです。海外に数日〜数カ月間いるうちに、起こりえそうなトラブルやさまざまなリスクを保障してくれる保険に加入することが大切です。

まず注目したいのが「治療・救援費用」。海外で病気やケガをして医療費を払っても、後日に日本の健康保険で海外療養費や高額療養費の請求が可能です。しかし国や地域によっては医療費が法外に高く、アメリカ・ニューヨークでは貧血で2日間入院しただけで、日本円にして200万円以上を請求されるというケースもあるようです。そのような場合は、健保から払い戻しがあっても大赤字です。

でも、その赤字部分を穴埋めしてくれるだけの保障があれば安心ですね。渡航先の医療事情や衛生事情などを確認し、万が一のトラブル時に大きな医療費が必要そうなら、保険金も高めに設定しておくのが賢明です。

保険金が出るとはいっても、高額な医療費を自分で立て替えるとなれば大変です。クレジットカード数枚分の限度額を一気に使ってしまい、その後の買い物や食事などができなくなるかもしれません。

保険会社が提携している病院に直接保険金を支払う「キャッシュレスサービス」があると、立て替えの必要がなくて助かります。自分の渡航先に保険会社との提携病院があるかどうかも、保険選びの際に確認したい項目です。

●スマホが盗まれた! そんなときに役立つのは?
○「携行品損害補償」は保険金額を要チェック!

海外で日本との違いを感じるのが盗難被害の多さです。ショッピング帰りで手がふさがった観光客を狙ったスリや窃盗団がいるのは有名な話ですが、最近ではスマートフォンを盗まれる事件が多発しています。

カメラにもナビにもなるスマートフォンは、すぐに取り出せるよう、服のポケットに入れている人が多いため、スリにとっては格好の窃盗アイテムです。スマートフォンで撮った写真を見ながら歩いている際、すれ違いざまにパッと手からとられることも珍しくありません。

こんなときは「携行品損害補償」で対応できますが、保険選びの際には保険金を確認しておきましょう。一般的には「持ち物1つあたり10万円限度、保険期間(旅行期間)を通じて30万円が限度」とされている保険が多いです。ただ、中には保険期間を通じて10万〜20万円と低めのものも。

盗まれたり、壊れて困ったりする物がなければ、高い保険をかける必要はありません。それでも、自分の携行品と行き先の治安情勢によってはしっかり備えておきたいですね。ただし、「携行品損害補償を充実させよう」と、2つの保険に加入しても保険金は重複して払われないことには注意してください。

さらに、「いつ」「どこで」テロなどの不測の事態に遭うか分からないリスクが増えている昨今。直接の被害はなくても、空港閉鎖や飛行機のキャンセルなどで、余儀なく帰国が遅延する可能性もあります。

渡航先によっては、「テロ等対応費用補償特約」の有無も保険選びの基準になり得るでしょう。これは帰国遅延に伴う交通費や宿泊費、国際電話料などが保険金額の範囲内で保障されるというもの。外務省の海外安全情報などを見ながら検討してください。

※写真と本文は関係ありません

筆者プロフィール: 武田明日香(たけだ あすか)

エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル! 」、「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「web R25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人生を送るための知識を伝えている。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)。

(FPwoman)