13日、韓国メディアがこのほど報じた、全村民の禁煙に成功した韓国の小さな村のストーリーが話題を集めている。写真は韓国にある禁煙表示。

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2016年3月13日、韓国・聯合ニュースがこのほど報じた、全村民の禁煙に成功した韓国の小さな村のストーリーが話題を集めている。

慶尚北道栄州市にあるペッコク村は、60歳以上の高齢者ばかり62人、32世帯が暮らす小さな村だ。昨年初め、住民の3分の1に当たる21人が喫煙者だったこの村で「全住民の禁煙」を訴えたのは、村の代表を務めるイム・ユルさん(65)。14年の市の健康調査で、自分の村が「健康脆弱(ぜいじゃく)地域」に分類されたことに危機感を覚えたのだ。

当初、イムさんの訴えに耳を貸す人は少なく、87歳の村の長老も「もう先も長くないのに、若い頃から吸ってきたたばこをやめろと言うのか」と反発、公民館での会議もたばこの煙がもくもくと上がる中で行われるのが常だった。しかしイムさんは諦めず、たばこの煙が上がる所を日々回り、喫煙者一人一人を訪ねては説得を続けた。そして昨年9月、とうとう21人全員が禁煙を決意するに至った。

市保健所はこれを受け、ペッコク村の入り口に「たばこの煙のない幸せな村」という看板を設置したほか、禁煙に成功した21人に証明書と記念品を贈った。保健所長は「第2、第3の禁煙の村を作るために住民らと手を取り合っていく」と意欲をみせている。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられた。

「素敵です。ずっと禁煙してね」
「年を取ってたばこをやめるのは本当に大変だっただろうに。やめた人もそれを助けた人も立派だ」
「たばこを吸わなくても、酒を飲まなくても、人生は十分に楽しい」

「たばこ屋のおばさんは泣くね」
「たばこ公社と国税庁、そして朴槿恵(パク・クネ)大統領が一番嫌いな村」
「たばこが売れないとなると地方税が入らないはずだけど、公務員の給料はどうするのかな?」

「うちのお父さんの禁煙も手伝ってほしい」
「田舎の農村ではたばこよりもお酒の問題の方が大きいと思う。毎日酒ばかり飲んで、若者より酒量の多い高齢者がたくさんいるよ」
「栄州にはたばこの畑もあったと思うけど、そこで村民全員が禁煙したって?どう解釈したらいいんだろう?」(翻訳・編集/吉金)