13日、韓国には週末の夜の乗客のほとんどを泥酔した大学生が占め、運転手の多くがストレスで半年も持たないという恐るべきバス路線がある。写真はソウルのバス。

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2016年3月13日、韓国・中央日報はこのほど、週末の夜の乗客のほとんどを泥酔した大学生が占め、運転手の多くがストレスで半年も持たないという、韓国の恐るべきバス路線について報じた。

ソウル市新村と近郊の仁川松島新都市を結ぶ中距離バスM6724。車内にはこの路線だけの特徴がある。乗車ドアと後方席の天井から黒いビニール袋がつり下げられ、窓上に「学生の皆さん、クレーム電話がたくさん寄せられています。礼儀ある姿を見せてください」と表示があるのだ。バス会社によると、車内で吐く大学生が多いため2年前に表示を始めたという。

問題は13年、新村にメインキャンパスを置くマンモス私大の延世大が、1年生用の寮を松島キャンパス内に移したことから始まった。新入生の多くは週の半ばまで松島で過ごすが、木・金曜になると先輩との歓迎会などに参加するため新村にやって来て、たらふく酒を飲んでこのバスで帰路に就く。新学期の開講翌日、今月3日の夜の乗客は45人中40人が同大の学生。「新入生ではないが」とインタビューに答えたホンさんは、「酔った学生が大声で騒いだり吐いたりするのはほぼ毎日みられる姿」とし、「黒いビニール袋を見るたびに恥ずかしくなる」と語った。

そして、同路線の運転手たちの労働環境は過酷だ。車内清掃の際に吐しゃ物を片付ける回数は週に3〜4回、子どものような年齢の酔った学生に絡まれることもしばしばで、この路線の運転手は半年も続けられないという。

こうした事態を大学側も把握しているものの、「学生ももう大人だから酒を飲むなといった指導はできない」との立場。大学が運行する専用シャトルバスの増便などの対策についても、「授業以外の部分(授業が行われない深夜)にまで提供するのは無理」としている。

この問題について、韓国のネットユーザーからは2000件を超えるコメントが寄せられた。

「親のことを考えても、そういうことはやめなさい」
「最近の子は最小限のエチケットもない。これじゃ良い大学に行ったところで何にもならない」
「韓国でもてはやされるSKY(スカイ。ソウル大・高麗大・延世大の名門3大学を指す)がこれだから、ヘル朝鮮と言われるんだ」

「韓国の学生街は書店の代わりに飲み屋だらけ」
「本当に恥ずかしい。黒いビニール袋が海外の話題になるんじゃないか…」
「大学に行く前に人格教育をちゃんとしろ」
「酒を飲みさえすれば男らしいとか社会性があるとか考える文化がなくなるといい」

「自分が吐いた物くらい、自分で掃除しろと言ったら駄目なのかな。運転手さんがあまりに哀れ」
「乗車前にアルコール測定しないといけないね」
「こんなことをしてる一方で、就職が難しいとぐずぐず言う…20代もみんな同じだ」(翻訳・編集/吉金)