なかったことにする! 老けて見えてしまうシミ、くま、ほうれい線の正しい隠し方

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なんだかこの頃、シミやほうれい線、クマが目立つような…。「年齢を重ねれば仕方がないとあきらめているかもしれませんが、メークのテクニックで目立たなくすることができます」と、メークアップアーティストのレイナさん。

シミやくま、ほうれい線を隠すために役立つのは、コンシーラー。2つ以上の色が入ったパレットタイプや、柔らかい質感とかたい質感といった異なるタイプなど、いくつかアイテム持っていると、混ぜることで色を変えたり、付ける量も調整できるので便利とか。
◆シミを自然に隠すコツ

シミを消そうと柔らかい質感のコンシーラーを塗り重ねてしまう人もいるけれど、これでは上手くカバーできずかえって逆効果とか。ポイントはシミと肌の色の中間色のかための質感のコンシーラーを使ってから、肌色に近いフェースパウダーを重ねること。そうすると肌に自然になじむ。

1 かための質感のコンシーラーを中指に軽くとって、シミよりひと回り広い範囲に、ポンッとのせる。
2 中心のシミ部分は触らず、輪郭部分だけをなにもついていない薬指でたたきこんでなじませる。
3 スポンジにフェースパウダーを含ませ、コンシーラーをのせた部分を軽く押さえて、肌になじませる。

◆くまを目立たなくするコツ

オレンジベージュのコンシーラーとピンクのフェースパウダーの組み合わせが血色のよさを演出し、目の下の影を目立たなくする。

1 ファンデーションを塗ったあと、オレンジベージュのコンシーラーを、筆を使ってくまの線に沿ってにのせ、指の腹でそっと押さえるようにしてなじませる。
2 フェースパウダーをスポンジに取り、くまと下まぶたの際に軽くのせる。

◆ほうれい線をカバーするコツ

口まわりにできたほうれい線対策で活躍するのが、リキッドタイプのコンシーラーとハイライト。リキッドコンシーラーは、伸びがいいものを選ぶと、きれいにほうれい線を隠してくれる。また、ハイライトは光を集める効果があるため、ほうれい線が目立たなくなる効果が。特に、ベージュ系のパウダータイプは自然に仕上がるので、おすすめだそう。

1 リキッドコンシーラーをほうれい線に対して交差するように3カ所ほどのせ、指でたたき込みながらなじませる。ほうれい線に沿って直接のせると、溝に入りすぎてかえって目立ってしまうので注意。
2 ハイライトを大きめのブラシにとって、ほうれい線の上に軽くのせる。

このように、色や光を上手にあやつるポイントメイクのコツを覚えれば、シミ、クマ、ほうれい線が目立たなくなる! 

レイナ
メークアップアーティスト。メイクアップサロンCrystalline(クリスタリン)主宰。早稲田大学在学中にメイクアップスクールに通う。大学卒業後、大手化粧品会社に勤務。さまざまな女性の肌に触れ経験を積む。美容師免許取得。2006年よりフリーランスのメークアップアーティストとして活動。ティーンから壮年まで幅広い年齢層の広告、雑誌 ・ CM ・ Webなど一線で活動。女優やモデル・タレントから文化人・一般女性まで、その人らしさを生かしながら、隠れた魅力を引き出すことを得意とする。著書は『コンプレックスを解く 本当にちょっとしたメークの法則』(小学館)。