震災5年  台湾で反原発デモ  蔡英文次期総統「2025年に原発廃止」

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(台北 13日 中央社)東日本大震災から5年。台北市内で12日、台湾の電力政策の見直しを求める反原発デモが行われ、冷たい雨が降る悪天候の中、多くの市民が参加した。民進党の蔡英文次期総統は同日、自身の会員制交流サイトを更新し、2025年までに全ての原発を廃止する考えを改めて示した。

参加者らは政府に対し、原発と決別して放射性廃棄物の処理問題などに向き合うよう要求。野党・時代力量の黄国昌主席もデモに加わった。

蔡氏は、台湾第1、第2、第3原発の運転延長はせず、建設が凍結されている第4原発は計画を中止とする民進党の方針を強調。環境配慮や再生可能エネルギーの推進に取り組むとし、放射性廃棄物の処理については、「今こそ超党派で向き合う時だ」と団結を訴えた。

一方、行政院(内閣)は同日、台湾のエネルギー資源は98%が海外からの輸入に依存しているとした上で、現段階では電力の安定供給が目標だと主張。原子力発電のあり方について理性的に考えるよう呼びかけた。

(呂欣ケイ、唐佩君、呉欣紜/編集:齊藤啓介)