12日、火災の通報を受けて出動した韓国の消防車の約4割が鎮火の「ゴールデンタイム」である5分以内に現場に到着できていないことが分かった。これについて、韓国のネットユーザーはさまざまな意見を寄せている。資料写真。

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2016年3月12日、韓国・朝鮮日報はこのほど、火災の通報を受けて出動した韓国の消防車の約4割が、鎮火の「ゴールデンタイム」である5分以内に現場に到着できていないと伝えた。通報から1時間が過ぎても現場に到着できなかったケースもある。

韓国の国民安全処が依頼し、韓国技術教育大学の産学協力団が作成した報告書によると、2014年の火災出動件数10万3343件のうち、虚偽・誤認通報を除き、実際に鎮火が行われたのは4万2135件。このうち、5分以内に現場に到着したのは2万5689件(60.9%)にとどまった。

5分から10分以内に到着したのは1万289件(24.4%)、10分から20分以内は5270件(12.5%)、20分から30分以内は695件(1.6%)、60分以内は164件(0.4%)だった。さらに、60分を超えた件数は27件(0.1%)に達した。

国民安全処の関係者は「消防署や119安全センターの数が少ない農村・漁村地域は到着が遅くなる傾向がある。また、消防道路が整備されていない場所や駐車車両が多いことも原因になっている」と説明した。また、消防署が火災現場の情報を担当エリアの119安全センターに伝え、同センターが再び通報者に連絡して情報を確認するという「複雑な火災通報受付システム」が原因だと指摘する声も出ている。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまな意見を寄せている。

「5分以内に到着するなんて無理。火災現場まで飛んでいけということか?」
「消防車がサイレンを鳴らしていても横断歩道を渡る人が原因」
「解決法は、消防隊の人員を増やし、装備を充実させること」

「路上の違法駐車のせい」
「消防車に道を譲らない人が多い」
「緊急出動時は無断駐車車両をブルドーザーで押しつぶしてもいいという法律をつくるべき」

「消防士が怠けているわけじゃない。システムを変えればすぐに改善する」
「60%が5分以内に到着しているなんてすごい」
「早ければいいというものではない。安全が一番。出動中に事故を起こしたら何の意味もない」(翻訳・編集/堂本)