中国メディアの捜狐は10日、日本のコンビニで販売されている菓子類やスナックには、美味しくて安価な「絶品」が盛りだくさんと紹介した。訪日予定者向けの情報発信だ。

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 中国メディアの捜狐は10日、日本のコンビニで販売されている菓子類やスナックには、美味しくて安価な「絶品」が盛りだくさんと紹介した。訪日予定者向けの情報発信だ。

 記事は冒頭で、「日本のコンビニエンスストアーは、本当に店内を歩くと楽しい場所」と紹介。菓子類、アイス、即席麺、弁当類まで品揃えが豊富過ぎて、何を選ぼうか頭がくらくらするほどと論じた。

 まず紹介したのは、セブン-イレブンで販売されている「もちとろ苺ミルク」だ。中国でもかなり知られている「いちご大福」とは違い、練乳を配したことで濃厚感が加わり、餅の「もちもち具合」も加えて、「幸福感に満ち溢れてしまう」商品と紹介した。

 次に紹介したのは「一平ちゃん 夜店のやきそば チョコソース」だ。「これはちょっと」と思うだろうが、食べてみれば少しも違和感はなく、シナモン味も効果的と紹介。「冷えてから食べてもおいしいことを発見した」という。

 「かっぱえびせん」については、「抹茶ちょこ仕立て」を推薦。油で揚げていない点も評価した。

 「ロイズのチョコレート」については、2015年には帰国する中国人が空港内の売店で買いあさったため品切れが続出という現象が発生した。記事は、「ロイズチョコレートプリン」がコンビニで売られていると紹介。「大人の味」のチョコレートプリンが「たった150円!」と驚嘆した。

 さらに、チーズタルトで有名なパブロ関連では、コンビニでモナカアイスが売られていると紹介。次には、カップヌードル・シリーズから「トムヤムクンヌードル」を推薦。飲み物としてはスターバックスの春の風物詩「さくら ブロッサム & ストロベリー ラテ」がお勧めという。

 さらに、「あつあつのスナック」としてサークルKで販売されている「抹茶豆乳入りクリームまん」を評価。日本に行ったことのある中国人の間ではコンビニで売られている肉まんやカレーまんが知られているが、「抹茶豆乳入りクリームまん」は味が幾層にも重なり、また伝統的な和菓子の味も感じると評価した。

 キットカットについては、毎年新しい味の商品を出しており、今回は「日本酒風味」と紹介。ホワイトチョコレートに清酒の成分を加えているが、アルコール度数は0.8%と説明。昨年のプリン味と同様に、お土産用にも適していると論評した。

 記事は最後に「チロルチョコ<ベイクドチーズケーキ>」を紹介。レモンの香りも効いていると説明。オーブントースターで焼くという、「たった1分30秒の、もう一手間」で、抜群に美味しくなると紹介。

 記事は最後の部分を、「チョコの表面がちょっとだけ溶ける。そして、生地部分のサクサク具合ときたら。 ああ! すぐにでも日本に行きたいよお!」と締めくくった。

 日本人として上記記事を読んで強く感じることは、日本の食品業界の創意工夫と努力だ。ブランド力が確立した後でも、常に「バリエーション」を世に出して、消費者に「新しい味と出会う楽しみ」を提供しつづけているケースも珍しくない。

 中国人はよく、「日本製品は利用者のことを徹底的に考えて作っている」と評価する。家電製品や日用品だけでなく、菓子やスナック類についても全く同じことが言えそうだだ。(編集担当:如月隼人)