慶応義塾大学と京都工芸繊維大学の研究グループは11日、帝人、ADEKAとの共同研究でポリエチレンテレフタレート(PET)を分解する細菌の発見とその分解メカニズムの解明したと発表した。

 PETは、ペットボトルや衣服などの素材として世界中で活用されている。その一部はリサイクルされているが、対象はペットボトルに使われたものだけで、全体のPET生産量に対して4.1%にとどまっているという。多くは自然界に廃棄され、PETは分解されないと考えられてきた。

 しかし、今回の研究結果によって、この通説が一部くつがえされた。研究グループは研究成果を応用することで、使用済みPET製品のバイオリサイクル技術の開発に貢献することが期待できるとしている。今回の成果を活用したPET分解は、化学処理に比べ、エネルギーの消費が小さく、環境にやさしい手法という。