中国メディアの参考消息網は11日、カンボジア船を装った北朝鮮船が香港港に入港しようとしたが拒絶されたとする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)Steve Estvanik/123RF.COM。国連安保理議場)

写真拡大

 中国メディアの参考消息網は11日、カンボジア船を装った北朝鮮船が香港港に入港しようとしたが拒絶されたとする記事を掲載した。

 同船は北朝鮮の海運大手「オーシャン・マリタイム・マネジメント(OMM)」に所属する貨物船で、香港港に燃料と船員が必要とする物資の補給のためとして入港の許可を求めた。

 同船はカンボジア国旗を掲げるなどでカンボジア船に偽装した。香港当局は北朝鮮船と見破り、国連安保理の制裁決議を理由に入港を拒否。同船は香港当局の管轄が及ばない公海上に出て停泊しているという。

 自由貿易を旨とする香港が船舶の入港を拒否するのは、極めて珍しい事態だ。

 中国大陸の港でも、北朝鮮船の入港が拒否される事例が発生している。また、フィリピン当局は5日までに、同国のスービック港に3日に入港した「JIN TENG」を、安保理の北朝鮮制裁決議にもとづいて差し押さえた。

 「JIN TENG」もOMMに所属する貨物船(船籍はシエラレオネ)。安保理は2014年7月にOMMを資産凍結の対象に加えた。

 「オーシャン・マリタイム・マネジメント」(OMM)はすでに2014年7月、安保理の制裁対象リストに追加され、資産凍結が科されていた。今回の決議は同社管理の船舶31隻を特に明記、制裁の履行徹底を求めた。今年(2016年)3月3日の2270号決議では、OMMの支配下にある31隻の船名を明記し、制裁決議の履行の徹底を求めた。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Steve Estvanik/123RF.COM。国連安保理議場)