中国メディア・網易は8日、「日本にはクレイジーな動物園がある」として北海道にある動物園を紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF) 

写真拡大

 中国メディア・網易は8日、「日本にはクレイジーな動物園がある」として北海道にある動物園を紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介したのは、札幌にあるノースサファリサッポロだ。哺乳類や爬虫類、アヒルなどの鳥類と実際に触れ合うことができる体験型の動物園だが、そこにある「デンジャラスの森」が「クレイジー」だという。

 記事は、動物園の入口に設置された「熊出没注意」の警告を皮切りに、「デンジャラスの森」の至る所に「落ちたら死にます」など危険を警告する看板や、「事故が起きた場合はすべて自己責任です」という免責事項を説明するボードが掲示されていると紹介。建物や音楽もお化け屋敷のようなホラー感満載で、「かわいい」イメージの動物園とは一線を画すと説明している。

 そして、内部にはオオトカゲ、ピラニア、ニシキヘビがウヨウヨしているほか、「ライオン釣り」、「ワニ釣り」というスリリング過ぎるアトラクションも用意されており、「まるで命を使って動物園巡りをしている感覚だ」とした。さらに、レストランではカエルやサソリ、バッタや「何かの足」が供され「瞬間的に空腹も吹っ飛ぶ」と解説した。

 ノースサファリサッポロの「デンジャラスの森」、冬季は休止しているとのことである。記事を見るとこの動物園全体が「デンジャラス」というイメージを抱かせるが、デンジャラスなゾーンは園内の一部でありその他のエリアは動物との触れ合いが楽しめる動物園であることは強調しておかなければならない。

 遊園地のお化け屋敷や絶叫マシーンなどを好む人が少なくないように、人というものは平凡な日常から逸脱したスリルや恐怖をエンターテインメントとして体験したいものなのかもしれない。しかし、これらのスリルや恐怖はあくまで安全性が確保されたうえでのものであることを忘れがちだ。容易にケガ人や死亡事故が発生するようなアトラクションは営業許可が下りないのである。

 もしこんな「デンジャラスの森」が中国国内にオープンしたとしたら、現地市民は「怖いもの見たさ」で喜んで行くだろうかと考えた。市民と企業や当局間の信頼関係が確立されていない中国の現状を勘案すれば、おそらく答えは「否」だろう。本当に安全なのか信じられない「危険」な場所に喜んで行く人など、そうはいないはずだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)