10日、中国網によると、河南省鄭州市で、男性の銀行口座に知らぬ間に大金が入金されていたという騒動があった。男性は「銀行によるワナ」ではないかと疑ったという。写真はATM。

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2016年3月10日、中国網によると、河南省鄭州市で、男性の銀行口座に知らぬ間に大金が入金されていたという騒動があった。男性は「銀行によるワナ」ではないかと疑ったという。

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葛(ガー)さんによると、先日、中国農業銀行のATMで4万9000元(約85万円)の預金を引き出したところ、残高が引かれるどころか逆に4万9000元が増えていた。銀行からの電話で手違いだったことが発覚したため、後日、窓口で銀行に返金しようと再びATMを利用するも、今度は引き出した金額よりも1ケタ少ない額しか口座から引かれなかった。結局、当初の預金額から13万元(約220万円)ほど増えたという。

葛さんは、「1回だけならまだわかる。でも、同じ銀行で、同じカードで、数日間に何度もこんな事が起きるなんて、『銀行のワナ』じゃないかと心配になった」と話している。葛さんの言う「銀行のワナ」とは、口座の預金が増えたことに気付かずに手を付けた場合、銀行に訴えられて犯罪者になってしまうのではないか、という意味だ。葛さんがそれを心配するのには理由があった。

中国では、2006年に銀行ATMの故障により17万5000元(約300万円)を手にした男性が、一審で無期懲役の判決を下されるという事件があった(二審で懲役5年となり、2年余り服役した後に釈放)。事件は当時、大きく報じられ物議を醸したため、葛さんは自分が同じ目に遭うのではないかと心配したのだ。銀行側は「陥れる意図はなく、ミスだった」と否定し、謝罪した。

葛さんは「故意だとしたら客を陥れようとするひどい犯罪行為だ。故意でなかったとしても、こんなにしょっちゅう低レベルなミスを繰り返す銀行に金を預けるなんて安心できない。『引き出し』が『預け入れ』になるってことは、その逆もあり得るってことだ。客にとってはどれだけ迷惑なことか!」と憤ったが、最終的に銀行の謝罪を受け入れ、和解に応じたという。(翻訳・編集/北田)