11日、韓国・中央日報は昨年1年間の関連グッズ売り上げが1000億円を突破した熊本県のPRキャラクター「くまモン」に対し、ソウル市のキャラクター「ヘチ」の“年商”は20万ウォンに満たないと報じた。写真はソウルにあるヘチの像。

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2016年3月11日、韓国・中央日報は昨年1年間の関連グッズ売り上げが1000億円を突破した熊本県のPRキャラクター「くまモン」に対し、ソウル市のキャラクター「ヘチ」の“年商”は20万ウォン(約1万9000円)に満たないと報じた。

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「ヘチ」は、ソウルの守護神と信じられてきた空想上の動物を基に、市が総額55億ウォン(約5億1000万円)を投じ開発・広報に取り組んできた野心作。08年に20余りの候補作の中から市民投票によって選ばれ、以降、ヘチを主人公にしたアニメやヘチの歴史を紹介するドキュメンタリーが制作されたほか、バッジ・はがき・財布など、231種の関連グッズが誕生した。

しかし11年、現職の朴元淳(パク・ウォンスン)市長が就任以降、この状況は一変する。キャラクター管理などを行っていたデザイン総括本部は解体され、関連予算は編成すらされなくなったのだ。現在、同市役所内の土産売り場に10点余りの関連グッズが置かれているものの、グッズの生産自体は5年前に中断されているためすべて在庫品。ここ2年間のグッズの売り上げは月平均でわずか1万5000ウォン(約1400円)ほどだという。

記事は、こうしてせっかく作ったキャラクターが「無用の長物」になり果てた例は他にもあるとして江原道原州市のキジのキャラクター「クォンドリ」の例を紹介、一方、キャラクター事業の代表的な成功例として「くまモン」を挙げた。

これに、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「ヘチはパッと見で、お金を出して買いたいと思えるキャラクターじゃないよ。机上行政用だね」
「ヘチはキャラクターとして魅力なし。予算中断は正解だよ」
「なぜ比べるの?」

「くまモンとヘチではデザインの差が明らか。ヘチみたいな幼稚でありふれたデザインじゃ、誰も好きにならない。せめてポロロ(韓国の人気アニメキャラクター)くらいじゃないと認められないね」
「日本はもともと漫画やアニメの天国だから、デザインの良しあしで売れるとか売れないとか言わないよ。これは国民の関心の差であり、キャラクター産業の市場規模の違いだ」

「作ったからって買わなきゃいけないわけじゃない」
「日本と韓国のコンテンツ産業を比べるのは、高校中退とセンター試験の全国トップを比べるようなものだ」
「別に、お金をもうけなくたっていいんじゃない?」(翻訳・編集/吉金)