9日、中国のポータルサイト・網易に、「なぜ中国人は日本旅行が好きなのか」と題する記事が掲載された。写真は東京。

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2016年3月9日、中国のポータルサイト・網易に、「なぜ中国人は日本旅行が好きなのか」と題する記事が掲載された。

記事は、近年、日中両国民の相手国への印象が徐々に悪化していることを指摘した上で、「口では嫌と言いながら、その足取りは正直だ」として、日本を訪れる中国人観光客数が昨年、過去最高を記録したことを紹介した。では、なぜ中国人は日本旅行が好きなのか。記事ではいくつかの理由を挙げている。

まず、空気の良さ。記事は、「日本では、国内ではもはや見ることが難しくなってしまった青空を毎日見ることができる。青い空と白い雲に目覚め、これ以上ないほど美しい夕焼けの中で一日に別れを告げる」「日本の空気の良さはアジア随一」などと日本の空気の良さを表現している。中国では大気汚染が深刻な状態になっていることから、新鮮な空気を味わえるだけで旅行先としての価値があるようだ。

次に、ドラッグストアだ。今年の春節にも中国人の爆買いで話題になったが、日本のドラッグストアは、「品質が保証された化粧品や医薬品、日用品が安く販売されていて、まるでドラえもんの四次元ポケットのよう」だという。日本の製品は、たとえば子ども用の薬の場合、甘い味が付いていたり、パッケージがかわいらしいデザインだったりと、子どもが飲みやすい工夫がされている。こうした利用者のことを考えた工夫が中国人に受けているようだ。

伝統と現代が融合した街、という点も挙げられている。東京は世界的な都市でありながら、「流行最先端のファッションと伝統的な和服、新しいアニメ文化と伝統的な日本文化が同時に存在しても何ら違和感がない」ところに魅力があるようだ。たとえば、銀座でも大通りは有名なブランドショップが並ぶが、一本路地に入れば日本の伝統的な料理店が並ぶ。日本にいてはあまり意識することはないかもしれないが、このコントラストが中国人を引きつけている面もあるようだ。

また、「なくしたものが見つかる」ことも驚きのようだ。中国ではなくなったものはまず見つからないと考えた方がいい。しかし、日本では「傘や手袋のような小さなものをなくしても、財布や携帯電話といった貴重品をなくしても、心配する必要はない。近くの交番に相談すれば、たいていの場合、数日後には見つかったと連絡が来る」と紹介。「日本は、道で拾ったものを自分のものにすることのない素晴らしい国だと言える」と、この点を絶賛している。

さらに、世界トップレベルのサービスだ。これも中国では何度も話題になってきたことだが、記事は「こちらがただ商品を眺めているだけでも店員は笑顔で迎えてくれ、何も買わずに店を出ても『ありがとうございました』と言ってくれる」などと紹介している。中国の店では、外国人が訪れるような大きなデパートではそれほどでもないが、態度の悪い店員は至る所にいる。

このほかにも、公衆トイレが清潔なこと、公共交通機関が時間に正確なこと、コンビニでおいしいお菓子が安く買えること、アニメの中から出てきたような人たちがいること(メイド喫茶など)なども挙げられている。これらが中国人の目に魅力的だと映っている間は、日本旅行の人気は衰えることがなさそうだ。(翻訳・編集/北田)