9日、韓国・聯合ニュースによると、在庫増加に頭を悩ませている韓国の粉ミルク企業が、中国市場に狙いを定めている。写真は粉ミルク。

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2016年3月9日、韓国・聯合ニュースによると、在庫増加に頭を悩ませている韓国の粉ミルク企業が、中国市場に狙いを定めている。参考消息網が伝えた。

韓国貿易協会と粉ミルク業界が同日に発表したデータによると、中国の2015年の粉ミルク輸入額は前年比59.6%増の24億7100万ドル(約2800億円)に上ったが、韓国産の粉ミルクの中国市場でのシェアはわずか3.5%で全体の第9位だった。ただ、韓国産粉ミルクの中国への輸出は2012年の3909万ドル(約44億円)から2015年は9397万ドル(約106億円)と大きく増加している。

韓国の毎日乳業は、昨年11月に毎日アジア母乳研究所を設立し、アジアの乳幼児に適した粉ミルクの製造を開始したほか、中国企業と合弁会社を設立して中国粉ミルク市場へ進出している。同社の対中輸出額は、2011年は630万ドル(約7億1000万円)だったが、2015年には3800万ドル(約43億円)となり、今年は4700万ドル(約53億円)を目標に掲げている。2008年から中国市場に進出している南陽乳業も2015年の対中輸出額は3500万ドル(約39億5000万円)に上った。このほかにも楽天食品など、多くの韓国食品企業が中国市場への進出を目指している。

中国では昨年、一人っ子政策が廃止されたことでベビーブームの到来が予想されている上、消費者の国内産粉ミルクへの信用度はかなり低く、海外産を求める声が多い現状も背景にある。(翻訳・編集/北田)