「できるのは、せいぜい自分に忠実でいることくらいね。」

永遠のポップスター・マドンナは語る。内なる声に耳を傾け、奥底にある気持ちを忠実に実行に移す。果たして、このご時勢、自分の本心に忠実に生きている人間がどれだけいようか。いや、いまい。

否、いるのだ。

今日ご出演いただく、小野寺薫さんの生き様がまさにそれだ。



夢を叶えた26歳の美女が乗り越えようとしている壁とは?
小野寺薫/六本木 R my dishオーナー


六本木の交差点から徒歩5分。住宅街の中に薫さんが経営する家カフェ『R my dish』はある。入口の看板を除けば、どう見ても普通の一軒家。現在、26歳になる薫さんは、昨年この物件を見つけ、飲食店用にリノベーションを施し、2016年1月にお店をオープンさせた。

店内に入ると、え、「これ靴のままでいいの?」と、いいんですって。1階に個室(というかほぼ家の部屋!)、階段を上がると、テーブル席とBARカウンターがある。店の雰囲気はまるで友人の家。あっ、犬がいる(看板犬のラムちゃん)。というか、薫さんの家ですか、ここ?

「住まいは別ですよ! 自宅みたいに寛いで欲しくて、あえて家の雰囲気を残しているんです」

にしても、面白い立地。出会いは弊誌の副編集長がこのお店に来たことだと聞きましたが、やっぱりお客さんには業界系の方が多いんですか?

「そうですね。昼は近隣のビジネスマンやOLの方がランチ食べに来たり、夜は確かにマスコミ関連の方も多いですね。あとは、打ち合わせってことで、個室を使われることもあります。誰にも聞かれないし、お忍び感あるから使いやすいみたいで……」



昼はアルバイトもいるけど、基本は薫さんひとりで調理から接客までを行う。ご本人は、スレンダーな身体に、動きやすい黒のロングスリーブ。茶系のエプロンがよく似合う。愛らしい笑顔ながら、経営者らしく、その眼光の鋭さが印象的。

まごうことなき美女だ。

ランチはアレンジトーストやカレー、パスタなど。夜は家庭的な味のおつまみと各種お酒を楽しめる。ときに1階と2階を行ったり来たり。そもそも、どうしてお店を持とうと思ったの?

「私、小さい頃から食事が大好きで。実は20代前半の頃はグラビアアイドルをやっていたんですね。でも、どんどん料理への気持ちが強くなっていって、26歳でお店を持とう!って目標を決めたんです。そこから、飲食の修業期間というか、牛角で副店長まで頑張ったり、某有名イタリアンレストランの厨房で働かせてもらったりして、料理を覚えました!」

所有する資格はフードコーディネーターやフードアナリストなど8種を数える! コツコツお金を貯めるだけでなく、銀行からの融資、クラウドファンティングまで駆使し、この年で自分の城を構えたというからご立派。スゴい行動力なのだ。



そんな薫さんがドキドキしてしまう男性って!?




手際よく、テキパキと仕事をこなしながら、ときに愛犬に目をやりながら。うむ、動きに無駄がない……。これは、やはり男性にも完璧を求めるのではないか、このような才女は!

「正直、いまは男性とのお付き合いというのが考えられなくて……。お店を持ちだしたら、基本は一日中お店にいるし、休みも日曜ですしね。たまにお食事にお誘いいただくこともあるんですが、なかなか時間が合わなくて……」

貴重なお休みですから、自分のやらなくちゃならんことでタスクが埋まってしまうのだとか。そりゃそうだ、駆け出しの経営者なんて、そういうもんだ(誰目線かって)。

「私の脳内のほぼすべてはお店のことなので、もしお付き合いするのであれば、一緒にお店のことを考えてくれる人がいいですね。物理的に時間がないので、どうしてもお店に来てもらうことが多くなりそうだし……」

その暁には、嫌ってほどお店に行きますとも! むしろ、常駐しますとも!

「なので、見た目とかは二の次ですね。あっ。あとは食事に対する考え方が同じじゃないとダメかなぁ。『ごはんならなんでもいいよ!』とかは無理かも」

はてさて、どこに連れていこうか……。しばし思案。薫さんが口を開く。

「私、焼肉ばっかり食べてるんです。誘われると、いつも食い気味にお肉食べたい!って言ってます。あ、あと私お酒が飲めないので、そういう意味でも食事ってスゴく大切なんですよね…」



そういって愛犬のラムちゃんを抱きかかえ、愛で始める。愛らしいその姿に見とれてしまう。

「お店の名前のRはこのラムちゃんの頭文字なんです。いまも看板犬としてお店を支えてもらってます! 」

まったく吠えることない、お利口なラムちゃん。うむ、薫さんとも似ているような、ないような。お店をオープンしたばかりということもあって、今後の目標とか、聞かせていただいてもよろしいですか?

「みなさんが安心して飲めるような、居心地のいい空間を作って行きたいですね。実際にお店を開いてみて、分かったこともたくさんあるし、いまは勉強中!ということで、皆さんのご来店をお待ちしています!席が埋まってるときもあるので、必ず事前にご連絡くださいね♡!」

26歳という若さで自分の城を構えた努力家。ぜひ、成功してもらいたいです! そして、いつかは私がその右腕となり……たいものです!(告白かって)

“一国一城の主。と、蜜月なるには、通うが近道”。ここに格言生まれたり


取材協力
R my dish
港区六本木7-12-18
03-6885-6098
11:30〜LO15:30/18:00〜LO23:30
不定休 25席