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メドピアはこのほど、「舌下型免疫治療について」のアンケート結果を発表した。同調査は1月18日〜24日、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」会員医師を対象にインターネット上で実施。有効回答は耳鼻咽喉科の医師102人。

「舌下免疫治療」とは、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を少量ずつ体内に投与することで、アレルギー反応を弱めていく「アレルゲン免疫療法(減感作療法)」のうち、舌の下に薬を滴下する治療法のこと。スギ花粉症では2014年10月より、舌下型免疫療法薬が発売されている。なお処方する医師は、あらかじめ指定の講習会やeラーニングを受講する必要がある。

花粉症などのアレルギー疾患に対する「舌下型免疫治療」の施行について尋ねたところ、34%が「やるかどうか思案中」と回答した。その理由については、治療薬の発売から間もないため、「もう少し様子を見て、効果や安全性を確認してから」という声や、導入における「手続きの煩雑さ」を懸念しているケースが多かった。

「すでにスギ花粉で始めている」は21.6%、「すでにスギ花粉もダニ抗原も始めている」は4.9%で、合わせて26.5%が導入していることがわかった。「スギに関しては安全性が高いと考えて始めた」「患者が希望している」といった声が寄せられており、中には「効果が出ている患者も増えている」という医師のコメントもあった。

「やりたい」と回答した医師は12.8%であり、そのほとんどが講習会やeラーニングは受講済みだった。医師からは、「投与期間が長いので適した患者がいない」「唯一の根治治療なのでやりたいが、患者を慎重に選ぶ必要がある」など、価値は感じているものの、患者のニーズや適正が懸念点になっているコメントが寄せられた。

一方、「やらない」と回答した医師は26.5%だった。主な理由は、「治療期間の長いため継続できるか疑問」や「副作用などのリスク」であった。中には「十分に対応できないと、モンスター患者がこわい」「需要が増えれば考え直す」といった意見もあった。

(フォルサ)