9日、韓国メディアによると、ノーベル賞やフィールズ賞の受賞者を含む世界の自然科学系の学者12人が、韓国の基礎科学界の雄が集まるはずのソウル大自然科学大の現状を酷評、警告を発した。写真はソウル大。

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2016年3月9日、韓国・朝鮮日報によると、ノーベル賞やフィールズ賞の受賞者を含む世界の自然科学系の学者12人が、韓国の基礎科学界の雄が集まるはずのソウル大自然科学大(自然科学部)の現状を酷評、警告を発した。

ノーベル医学生理学賞を受賞した英国のティモシー・ハント氏や、数学界のノーベル賞と呼ばれるフィールズ賞の受賞者であるロシアのエフィム・ゼルマノフ氏らを含む12人の学者らは、ソウル大の依頼を受け、同学部の研究・教育環境の調査や教授・学生らへの聞き取りを約1年かけて行い、その結果をこのほどまとめた。

最終報告書の同学部に対する評価は、「世界の大学を先導する一流の名門大になるにはまだまだ」という厳しいもの。「硬直した年功序列型の教授採用・昇進システムが研究の発展を妨げている」と指摘した。例えばハント氏は「若い教授らが定年までの保証を得ようとするあまり、冒険的な研究に挑戦するよりも有名な研究誌への寄稿ばかりに命を懸けている。これでは『先駆者』ではなく『追従者』にしかなれない」とした。また、評価団は「教授らは自分の論文が多く引用されるように、すでに多くの学者が取り組んでいる分野をただ後追いしている」として、その研究姿勢を「me−too science」と表現した。

この厳しい指摘を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「指摘したって変わらない」
「ソウル大でこうだとすると、残りは見なくても明らか」
「けちをつける所のない指摘だけど、これに反論するのもまた韓国らしさ」
「それでもソウル大には入りたい」

「韓国で教授の研究内容の間違いを指摘したら、助教も大学院生もそこで人生終わり」
「韓国で最も賢い人たちがいるのに、こういう矛盾を自分たちで指摘できないのか?いや、指摘しないのか…」
「変える気もないくせに世界的な学者になぜ聞こうと思ったのか、そこが一番笑える」

「韓国のほとんどすべての分野で同じ現象が起きている。一生他人の後を追う民族なんだよ」
「何でもかばって隠して知らんぷりをするのではなく、韓国でもこうやって率直に批判して直すべき点を直すような文化を定着させないといけないと思う」
「結局、金にならないことはやる気がないということだね」(翻訳・編集/吉金)