中国人観光客の訪日ブームにより、東京や大阪などの繁華街では中国人観光客の姿を見ない日がない状況だ。中国メディア・捜狐は8日、「日本の市民は中国人観光客をどう見ているのか」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)ken226/123RF) 

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 中国人観光客の訪日ブームにより、東京や大阪などの繁華街では中国人観光客の姿を見ない日がない状況だ。中国メディア・捜狐は8日、「日本の市民は中国人観光客をどう見ているのか」とする記事を掲載した。

 記事は、東京の秋葉原などで中国人観光客に遭遇した日本の市民による驚きと困惑の声を紹介。日本人の中国人観光客に対する見方について「今はすでに新たな段階、すなわち中国人観光客がもたらすスケールメリットに実際どうやって対応するか、というところに差し掛かっているように思える」とした。

 そのうえで、商業者にしろ一般市民にしろ日本人の多くが「中国人観光客は秩序に影響を及ぼすと認識しているとともに、中国人観光客と日本の市民という異なるサービス対象間に存在するバランス問題を解決する必要があると考えている」と説明。「日本人は本来保守的・内向的な民族であり、多くの人は内心『日本人だけにサービスしてほしい、日本人どうしだけの付き合いにしてほしい』と渇望しているのだ」と論じている。

 記事は、自身の観察による結論を紹介。中国人観光客のマナーに不満を抱く一方で日本経済の活性化を期待するという矛盾に加え、南シナ海問題、「一帯一路」戦略やアジアインフラ投資銀行(AIIB)といった中国の拡大政策も相まって、「日本の社会と市民はいまだ比較的はっきりとた『中国観』を形成するにはほど遠く、理解しようと探りを入れている状況なのだ」とした。

 記事が指摘しているとおり、かつてないほどのインパクトを持って押し寄せている中国人観光客の波に日本側が翻弄されており、日本の社会として、日本人としてこの波をどうやって消化していくかを模索している状況だと言える。中国人観光客側も含めた双方が異文化理解の大切さを認識するとともに、偏見やイメージを可能な限り排除してポジティブな方向へと持って行く努力が日本側に求められているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)ken226/123RF)